2ページ目 【選挙制度だけでもこれだけ違う】
3ページ目 【権力集中制も民主主義?】
【選挙制度だけでもこれだけ違う】
選挙のやり方によって国の政治の形もかわってくる
選挙、これって民主主義の基本ですよね。選挙で国民の代表を選び、国民にかわって政治を行ってもらう。いわゆる「代表民主制(間接民主制)」ってやつです。
でも、どうやって国民の代表を選ぶのか? 選挙でしょって? その選挙のやり方が問題なのです。どうやって選挙を行っているか、これがいろんな国によってさまざまなんですね。
▼いろんな選挙制度
たとえば、アメリカやイギリスの政治制度は「ちょっとでも勝ったほうが勝利者」方式です(小選挙区制)。選挙結果は分かりやすい。でも少数派の意見は・・・? ですよね。
▼小選挙区制のメリット・デメリット
反対に、少数派の意見も重視したほうがいいとなると、大選挙区制や比例代表制を取り入れたほうがいい、ということになります。でもこれだと、選挙をやっても何もかわらず、政治は議会の中の争いに終始・・・(わが国みたいに?)ってことにもなりかねません。
▼大選挙区制・比例代表制のメリット・デメリット
さらに、こんなことをいうひとたちもいます。「民主主義とは人民の独裁である。だから、人民の組織にすべてをまかせるべきなんだ!」というものです。これっていったい・・・・? →次ページで!