親王ご誕生の経済効果って、どれくらい?
少子化時代、紀子さまのご出産は超朗報! 落ち目街道を驀進する出生率にも、待ったをかけられる? 写真提供:フリー画像素材EyesPic |
でも、2001年末に雅子さまが愛子さまをご出産された時の試算は約3,500億円。今回、ぐっと減ったのは、当時より景気がいいから? それとも3番目のお子さまだから?
一方、BBC放送(電子版)は、「親王誕生で、ベビー服、オモチャの売り上げが伸びそう。コンビ社(ベビー用品・オモチャのメーカー)の株は、11.7%も上昇したヨ!」。ヤッパリ、ベビー業界は今後の有望株?
皇室典範ってナニ? 女性・女系天皇の問題は、今後どうなる?
41年ぶりの男児ご誕生で、皇室には皇太子さま、秋篠宮さまに次ぐ第3位の皇位継承資格者が登場。これを受けて、国は、女性・女系天皇(※)を認めるための皇室典範改正案を、来年の通常国会へ提出しない方針を固めました。皇室にとり待望の男の子が誕生したことで、女性・女系天皇の容認に慎重論が高まることを心配したみたい。「ポスト小泉」の最有力候補、安倍官房長官も「皇室典範の議論は、皇位継承の安定という極めて重大な問題だから、慎重、冷静に話し合わなきゃいけないヨ。国民的な理解も必要だネ」(9月6日)と、とっても消極的。
たしかに、歴史上女系天皇の例はないけど、女性天皇は推古天皇など8人が存在するんだけどナ……。
※ 女性天皇は、男系(父方に天皇をもつ)の女子が天皇になること(たとえば、愛子さま)。父方に天皇をもたない男性と愛子さまとの間に生まれた子が即位すれば、男女とも女系(母方に天皇をもつ)天皇となる。
ところで、皇室典範って一体ナニ? 皇室典範とは、天皇及び皇族に関する基本法のこと。天皇の承継順位、皇族の範囲・称号などが定められています。現在の皇室典範では、女性は皇位継承権ナシ。つまり、皇位継承資格を「男系男子」に限定しているワケ。ただ、今回の親王ご誕生以前は、皇位継承資格者が皇太子、秋篠宮殿下のお2人の他、天皇の弟である常陸宮殿下、昭和天皇の弟である三笠宮殿下、寛仁親王殿下、桂宮殿下の計6人しかおらず、その中でも一番若い秋篠宮殿下のご誕生以来、41年間ものあいだ男子が生まれなかったため、「女性・女系天皇を認めてもいいんじゃない?」という声が浮上。
過去の各種世論調査でも、6~8割が女性・女系天皇を容認と、賛成派が大勢。首相の諮問機関(審議して意見を述べる機関)「皇室典範に関する有識者会議」も「少子化が進む中、皇位の男系継承を安定的に維持するのはムズカシイから、皇位継承資格を女子や女系の皇族に拡大することが必要だヨ」(2005年11月の報告書より)。
でも、今回の親王誕生で、雲行きが変わるカモ?
いずれにしても、今日明日に結論を急ぐ問題ではないナ。国民の間にもいろいろな意見があるみたいだし、よく議論した上で、大多数の国民が支持できる選択をするのがいいよネ?
【関連サイト】
●All Aboutのサイト
・女性の皇位継承問題を解説 雅子さまのお子様誕生(All About「相続・相続税」)
・皇室の家計はどうなってるの?(All About「資産運用のノウハウ」)
・【ギフトに役立つ本】 『愛子さま「モノ」語り』 出産祝いに(All About「ギフト」)
・紀子さま出産、皇室のお七夜・お宮参り(All About「冠婚葬祭」)
・女性の皇位継承問題を解説(All About「相続・相続税」)
・気になる、紀宮さまのご結婚式(All About「冠婚葬祭」)
・セレブが愛した日光の癒しスポット(All About「癒しの旅」)
●その他のサイト
・宮内庁
・Yahoo!ニュース-皇室関連情報