テポドン2号とは?
写真はソウルの明洞(ミョンドン) |
今度のテポドン2号は、テポドン1号よりも数倍長い射程距離を持つ新型ミサイルです。1号の時は射程距離が約1,500kmだったので、日本や韓国は攻撃できても、アメリカまでは到底届きませんでした。しかし、2号の推定射程距離は約6,000kmと言われていて、アメリカまで届いてしまうのです。だからこそ、アメリカも血相を変えてこの問題に対処しているのです。
北朝鮮の狙いは?
テポドン2号はかなり前から「開発中」とされていました。それが今回完成して、試験のために発射をしようとしているのです。テポドン2号を開発、そしてテスト発射しようとしている北朝鮮の狙いは何でしょうか?1つには単純に国を守る目的に加えて、その威力でアメリカや他の国を威嚇しようという狙いがあります。つまり強力なミサイルを持つことによって他国に脅威を与え、そして交渉ごとを有利に進めたいのです。
もう1つには、ミサイルを輸出したいという意図があります。北朝鮮は輸出できる製品に乏しく、ミサイルくらいしか高く売れるものがないということです。高性能のミサイルなら、それだけ高く売れます。そのためには、実験をして性能を証明する必要があります。
→ミサイルはいつ、そしてどこに向かって発射されるのでしょうか?