100歳以上高齢者が多い地域は「西高東低」
都道府県別にみると、人口10万人当たりに占める100歳以上高齢者の割合が高い上位5県は、沖縄・高知・島根・熊本・鹿児島の各県で、順位はすべて昨年と変わりありません。逆に、高齢者の数が少ない下位5県は、埼玉・千葉・愛知・青森・茨城の各県で、昨年と比べて若干順位が入れ替わっていますが、5県の顔ぶれはやはり同じです。(厚生労働省資料 「平成17年 百歳以上高齢者について」(訂正後)より作成 |
以上を整理すると、
■100歳以上高齢者が多い地域は、九州・沖縄、四国、中国地方
■100歳以上高齢者が少ない地域は、中部、関東、東北地方
となり、「西高東低」の傾向を示していると言えるでしょう。
人口10万人あたりの高齢者の数を見ると、トップの沖縄県が51.43人で、最下位の埼玉県の9.73人と、5倍以上の格差があります。ただ、昨年は、それぞれ47.07人、8.54人でしたから、双方とも増えていることに変わりありません。
全国平均は20.01人、これもやはり昨年の18.05人から増えています。
「50年後の平均寿命は90歳、100年後は100歳」と言われる超高齢化社会。「人生50年」と言われた過去の時代からみれば、隔世の感があります。今後、多くの高齢者が安心して元気に過ごせるような「社会づくり」が、ますます大きな課題となりそうです。
【関連サイト】
●All Aboutのサイト
・平成17年度版「高齢社会白書」から拾い読みしたら… 国民の35%が高齢者になったら… (All About「年金」)
・お年寄りの口と身体に合った食事 高齢者向けのお弁当(All About「料理のABC」)
・▼注目:つまもの生産者をネットワーク化 高齢者所得No1,彩り事業でPC分析(All About「IT業界トレンドウォッチ」)
・高齢者にやさしい住まいづくり(All About「家を建てる」)
・All About「介護」
●その他のサイト
・国内百歳以上高齢者数等訂正関係資料について
・百歳高齢者に対する祝状及び記念品の贈呈について(訂正後)<平成17年>
・百歳高齢者に対する祝状及び記念品の贈呈について<平成16年>