文章:石津 史子(All About「年金」旧ガイド)

高齢化率は増加傾向・2050年には35%超になる!?

平成17年6月3日の閣議に、「平成17年版高齢社会白書」が提出されました。
それによると、平成16年6月1日現在の65歳以上の高齢者人口は、2488万人(前年2431万人)で、総人口1億2769万人(同1億2762万人)に占める割合(これを高齢化率という)は、19.5%(同19.0%)と過去最高を記録している事が分かりました。
また、今後も増加傾向にあることは変わりないということです。
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3人に1人が高齢者になると、どんな社会がやってくる!?

白書の数字を借りて、将来の日本をイメージしてみましょう。

「白書の高齢化の国際的推移によると、平成17年の高齢化率は、イタリアの20.0%に次いで、わが国は19.9%で第2位であり、しかも45年先の2050年には、この両国はともに35%を超える」のだそうです。

45年先といえば、今年20歳を迎えた若者が65歳、40歳の人で85歳ですよね。
どちらも、平均余命から考えると十分存命しているはずですから、3人に1人以上が65歳以上の高齢者が占める社会で生活する可能性が大いにあるわけです。

さて、その頃の日本はどうなっているでしょう。
人口構成から考えても、おそらく「65歳」はまだ現役で70歳ぐらいまで働く人が多いでしょう。
年金財政は悪化しているでしょうから、年金の支給開始年齢は「70歳から」なんてことになっているかもしれません。

また、医療や介護も含めた社会保障給付費が国家予算に占める割合は増大しているでしょうから、私たちの税負担も重くなって、現在5%の消費税は欧米並みで20%を超えているかもしれません。
そうなれば、自由に使えるお金の範囲が少なくなるでしょうね…

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