46年ぶりの皆既日食！徹底紹介(4ページ目)

要注目！ 安全に日食観測をするには

サングラスなどで安易に観測するのは危険です！日食観測は、いわば太陽を観察することなので、なんの準備もなしに行うのは大変に危険です。

各地で行われる日食観測会では、日食観測用のグラスなどが配布されたり、当日会場で販売されることがほとんどですが、家で観測をする場合には、自前で準備する必要があります。

日食観測に際し、やってはいけないことに関しては、世界天文年2009　日食観察ガイドで詳しく紹介されています。それによると、ついついやってしまいがちなサングラス越しや色のついた下敷きなどを通しての観測も、危険なことだと指摘されています。

肉眼での日食観測に必須！ 日食グラス

そこで必要になってくるのが、日食観測用に作られている「日食グラス」です。インターネットでも購入することができるので（スコープダウン.jp）、お早目に準備を。

また、日食グラスが手元に準備できない場合には、直接太陽を見るのではなく、手鏡などを使って間接的に観測をする方法もあります。観測方法に関しては、国立天文台で紹介されています。

また、日食の起こる7月22日といえば、まさに夏真っ盛りの時期。夢中になって観測している間に熱中症に……といった危険もあるので、子どもには帽子をかぶせ、水分補給や日焼けクリームの使用など、熱中症や紫外線対策もお忘れなく！