昭和を体験できる博物館に行こう!昭和の暮らし博物館よりまた、最近では、歴史的遺構といったものだけではなく、昭和の日常の生活を再現した博物館にも注目が集まっています。東京・久が原にある昭和の暮らし博物館は、戦後の東京、山の手の庶民の典型的な住居をまるごと博物館仕立てにしており、中にはこの家で実際に使用されていた生活用品などが、当時のままに展示されています。また、「洗濯板でくつ下を洗う」といった、祖父母の世代ではあたりまえであったけれど、現代の生活の中では体験することがなくなった生活風習などを実際に体験できるイベントなども随時開催されています。こういう時こそ、まさに「おばあちゃんの知恵」の見せ所、昔取った杵柄を多いに発揮してもらいましょう!昭和館より最近の「昭和ブーム」の中心は昭和30年代ですが、昭和で忘れてはならない記憶といえば、やはり「戦争」の記憶です。祖父母世代といえども、戦争体験がないお若い方もどんどん増えている時代だからこそ、戦争経験のある世代は、孫たちに戦争の恐ろしさを自らの経験を通した生きた言葉で伝えていってほしいものです。東京、九段にある昭和館は、悲惨な戦災体験だけではなく、戦時下の庶民の暮らしを今に伝える施設として貴重な存在です。この夏休み期間中は、特別企画展「戦中・戦後をともにした動物たち」を実施しているほか、保護者(祖父母を含む)と小中学生のペアの入場には「親子割引」も実施されています。新宿歴史博物館よりそのほかにも、地域の博物館の中でも、昭和の街並みを再現する施設が増えており、新宿歴史博物館では昭和初期の新宿の街並みが、松戸市立博物館では昭和の代表的な建築物「団地」の生活を再現した展示物などがあります。>>次ページでは、今年「旬」な昭和のメモリアルたちをご紹介します!>>前のページへ123次のページへ