今、育児雑誌が創刊ラッシュ!
新創刊が相次ぐ「育児雑誌」 |
新創刊された雑誌の特徴は、従来の育児雑誌よりも対象年齢が上である点。育児雑誌一番の”売れ筋”といえば、0~1歳児向けのものといわれてきました。
しかし、受験や、被害だけではなく、子ども自身が加害者となる犯罪の低年齢化など、小学生世代の子育て情報こそが求められていただけに、こうした年代をターゲットにした育児雑誌の創刊は、極めてタイムリーなものといえます。
そこで今回は、「立ち読み気分」でそんな育児雑誌のいくつかをご紹介します!
立ち読み気分で雑誌を読み比べ!
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サブタイトルに「小学生ママの子育て・教育応援雑誌」と唱われていることでもわかるように、小学生の子どもを抱える母親をメインターゲットとした雑誌。5月号の特集が「中学受験どうしよう」といった具合に、小学生の中でも、低学年向けの色がやや強いといえます。
得意のネタは「影山メソッド」というように、内容は真面目で教育熱心なママ向け。教育熱心なママは、もちろんスポーツ教育にも熱心なので、最新号での「運動大好き!な子の育て方」といった特集のように、運動面でのフォローもかかしていません!
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ズバリ、キーワードは「お父さん出番です!」。「日経Woman」ではなく、「日経新聞」を読んでいるパパ向けで、子どもの対象年齢はパパとキャッチボールが楽しめるようになる幼稚園年中から、まだまだパパと元気に遊んでくれる小学校中学年程度までがコアな部分。パパですもの、細かいしつけや教育はママにまかせて!? ”大自然””スポーツ””防犯””食育”などが得意分野。
内容的に、体育会系のパパ向けの色が強いが、文化系のパパ向けにも「親子で科学遊び」といった特集もあるのでご安心を。特に付録に要注目で「日光写真キット」などは、子どもそっちのけで大人が楽しい一品でした。個人的には、今後「落語」などといった、パパが伝える文化的な記事のさらなる充実に期待。
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ちょっと上いくサラリーマンの愛読誌「プレジデント」世代向けの”育児雑誌”。対象はズバリ、中学受験世代の子どもを抱える親。そして内容も「我が子”も”プレジデントにする方法」で、これだけ切り口にためらいがないと、むしろすがすがしさを感じるというもの。
ゆとり教育の反動か、最近サラリーマン向けの雑誌では「我が子を東大に入れる方法」「超難関中高一貫校受験対策」といった記事が賑わっていますが、この雑誌もまさに”いかに我が子の偏差値を上げるか”の情報が満載。典型的な”勝ち組ファミリー”向け雑誌なので、我勝ち組ナリという方にはオススメ。
出版業界で大きな話題になるほど売り上げたため、夏から定期刊行される予定。世の中、勝ち組は多いらしい……。
■Biz-mom
ワーキングマザー(WM)待望の育児と仕事の両立応援雑誌「Biz-mom」が、ベネッセから創刊! 以前も単発的にWM向け雑誌はありましたが、その内容は”超セレブ”。某誌の巻頭特集は「ハリウッド女優の子育て」でしたし、他の月刊誌の特集は、国内企業に働くママながら「保育園のお迎え時間に間に合わないので、毎日タクシーで」といった内容で……。5月に発売された雑誌では、「雨の日の登園グッズ」のように、地に足がついた!?情報が満載なので、今後に期待です。
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