徹底活用! 「知育番組」
最近は「ゲーム脳」などという言葉が話題を集め、「ゲームやテレビは子どもの脳に良くない」といった風潮が強まっていますが、はたしてそれは真実なのでしょうか?
よく「早期教育」の是非が論じられるとき、早期教育の悪影響の例として、あきらかに度を越した早期教育で子どもに悪影響があった例を持ち出して、「だから早期教育は子どもによくないのである」といった結論を導き出している事例が散見されますが、これは早期教育に限らず「過ぎたるは及ばざるがごとし」で、それをもって「早期教育=悪」とするには早計なのではないでしょうか。
それと同じで、テレビやゲームもそれらに「子守り」をさせるがごとくの使い方をしたり、一日の大半をゲームやテレビを見てダラダラと過ごすようなことがあれば、それはやはり子どもにとっていい影響があるとは思えません。
しかし節度を守り、親がしっかりとクオリティーをチェックするといったことを心がければ、子どもの学習をサポートするツールとして使用できるのが、テレビやゲームなのではないでしょうか?
今回はアニメ専門チャンネル「カートゥーン ネットワーク」をご紹介しましたが、同局において9月から、平日朝9時~10時の1時間、幼児向けの「知育番組」枠「ピぽらペポら」があらたに新設されます。
「ピぽらペポら」では 海外の名作絵本シリーズのアニメ『メイシー』や、アメリカの教育テレビで放送された『クリフォード』、20カ国語以上の言語により各国で放送されている『クルテク ~もぐらくんと森の仲間たち~』など、優れた幼児向けアニメだけを厳選して放送予定とか。
しかもこれらの番組は、すべて二ヶ国語放送である点が見逃せません。
私自身の経験ですが、中学生の頃、字幕なしで映画が見たくて、二ヶ国語放送が導入された直後に、わざわざ二ヶ国語放送に切り替え可能なテープレコーダーや、在日米軍向け放送「FEN」受信専用の携帯ラジオを購入して、最初はわけもわからずとにかく暇さえあれば英語を耳にしていました。
すると、なにかの英語教材の宣伝文句ではありませんが(^^;; 知らず知らずのうちに、英語のひとつ、ひとつが単語として聞き取れるようになっていて、自分で自分にビックリ! したことがあります。
うちの子の場合もそうでしたが、おしゃべりが十分でない年齢のうちは、英語のビデオも見せても全然抵抗がなかったのに、日本語が達者になってしまうと「日本語で聞きたい」と言うようになってしまいます。
だから未就学の頭が柔らかい間に、まるでBGMのように英語のシャワーを浴びる、これが大きくなってから英語力にちょっと差がつく、手軽な方法なのかもしれません。
今の世の中、テレビ、ゲームとすっぱりと縁を切って生活することは、なかなか難しいのが現実です。
よく家でお菓子を食べることを禁止されている子が、親の見ていないお友だちの家で、冷蔵庫をあさってお菓子をむさぼっているなんて話をよく耳にします。
ですから子どもたちにあれはダメ、これはダメと「禁止」を増やすより、むしろ「正しい付き合い方」を教えるほうが得策だといえます。そしてテレビとの付き合い方を学ばせるには、知育番組といったクオリティーの高い番組を使うのも、有効な手段といえそうです。
●カートゥーン ネットワークの視聴方法や「ピぽらペポら」に関する情報はここをチェック!
カートゥーン ネットワーク