「人間(にんげん)は どこで物(もの)をみていますか?」 きみはこのしつもんに どうこたえるかな? ひょっとして「目(め)」とこたえていないかな?

じつは「目」は 物をみるための入口(いりぐち)にすぎません。 じっさいに物をみているのは「脳(のう)」なのです。

たとえば5人の女の子が前(まえ)をあるいてきて そのなかのひとりが きみか「すきだな、かわいいな」と思っている女の子だったときに その女の子たちがとおりすぎたあとで 全員のふくそうを思い出そうとしても すきな女の子のふくそうはよくおぼえているのに ほかの4人の子のふくそうはよく思い出せないなんて経験はありませんか?

これは目は5人の女の子をみているのに 脳はきょうみのあるもの つまり好きな女の子しかみていないためです。

これとおなじように 目はただしく物をみているのに 「思いこみ」などがあって脳がまちがった判断をすることがあり それは「錯覚(さっかく)」とよばれています。 その「錯覚」を利用したアート それが「トリックアート」なんです。


たとえば上の絵では 紙飛行機(かみひこうき)が壁からとびだして おんなの人が手にもっているようにみえるけれど じつは紙飛行機は 平面(へいめん)な壁にかかれているだけなんです。とっても不思議でしょ!

こんなたのしいトリックーアートだけをあつめた「トリックアート美術館(びじゅつかん)」は 全国各地(ぜんごくかくち)にあるので ぜひいちど足をはこんでみてはいかが?

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トリックアート



上の写真(しゃしん)は 東京の高尾(たかお)にある「トリックアート美術館」で7月19日からオープンする「エイムズの部屋」のようすです。この部屋にはいれば ママやパパよりおおきくなっちゃうぞ!
■くわしい美術館情報はココ!
トリックアート美術館


※保護者のかたへ
「子どもと一緒に美術館へ」と言うと、「子どもが絵に触れてしまったりしないかしら」「走り回って怒られないかしら」と、思わず心配になってしまいますよね。

でも同じ美術館でも「トリックアート」美術館なら安心です。だってトリックアート美術館は「触って」「体験して」「バシバシ写真を撮って」楽しむ施設なんです。

一枚の絵なのに見る角度でまったく違う絵になってしまう、「錯覚の迷路」に迷って部屋を出られない…などなど 子どもだけではなく、大人も十分に楽しめます。トリックアート美術館に行くときには カメラだけは忘れないようにしてくださいね!

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