長期優良住宅/長く暮らせる家

古くなっても美しいと思える家がいい!(2ページ目)

新築の家は真新しくきれいですが、10年後、20年後はどうでしょうか。年月を経ることで古さや汚さが気になるようではがっかり。古くなっても風合いが増して美しいと思える家とはどんな家でしょうか。

大塚 有美

執筆者:大塚 有美

長く暮らせる家づくりガイド

理由その3 長く愛されるデザイン

ここまで、古くなっても美しいと思える家に必要な要素を考えてきましたが、実は、私が最も大事だと思うのは、デザインです。

これまでも、いつまでもカッコイイ家の条件とは?などで触れてきたように、住宅のように長いスパンで考えるべきものでも、外観デザインや、内外装の素材や色柄には流行のようなものがあります。けれども、40年、50年と長く暮らすことを前提とするなら、新築時の流行の家を建てるのではなく、年月を経ても古くさいと思うことのない定番のデザインの家を建てるべきなのでしょう。

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家を建てるときにはたくさんの部材などを決めなければなりませんが、古くなったときのことも考えて選んでほしいですね
新築したときに流行の最先端の家は、10年もするとやがて古い家になってしまいます。周囲に新築の家が多くなると、途端に古さばかりが気になるでしょう。ですから、あまり先進のものや奇抜なデザインではなく、街並みになじむ定番のデザインの家にしたほうが結局は長く愛せるように思うのです。切妻や寄棟の一見平凡とも思える屋根形状や、シンメトリーの外観などは、どんな時代にも受け入れられます。また、塗装やタイルなど昔からある素材を採用した家なら、20年後、30年後にどんな風合いになっているかは容易に想像できるでしょうし、メンテナンスもできそうです。

風合いや味わいの増す素材を取り入れ、適切な手入れを欠かさずに、美しさを維持できるように素材選びにもこだわりましょう。新築時に価格が安いからといって耐久性のないものを選ぶのはもってのほかですし、特殊な手入れが必要だったり、メンテナンスにたくさんの費用がかかるものもおすすめできません。

せっかく建てる家だからこそ、新築時が一番いい状態ではなく、年月が経って古くなっても美しいと思える家を建て、長く暮らしてほしいと思います。
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