温故知新!古民家の台所を現代に生かす。
 
 


小田急線向ケ丘遊園駅から徒歩12分、化石木として知られるメタセコイヤの大木や雑木林が、真夏の熱い日ざしを和らげてくれる生田緑地があります。この緑豊かな多摩丘陵の一角に川崎市立日本民家園があります。
急速に消滅しつつある古民家を保存するために、昭和42年に開園した古民家の野外博物館は、現在25棟の日本各地から集められた古民家などが、緑地の山あいに新しい息を吹きかけられて甦っています。

道路脇には、道祖神や馬頭観音、道しるべなどが置かれ、民家の中には実際の生活がしのばれるように農具類に混じって、台所用品などの生活用具が展示されています。
この日本民家園では、わら細工や竹細工などの民具の体験学習会や実演会、人形浄瑠璃や農村歌舞伎などの民俗芸能の公演等々、さまざまな活動が行われています。

民家園の全体配置図(日本民家園案内パンフレットより)


鈴木家住宅 福島県福島市松川町(19世紀初頭)
奥州街道の八丁目宿にあった馬宿。
玄関から17メートル以上も続く土間の一部が、馬をつなげるマヤと呼ばれる部分で、向かいの板の間に家族が生活するチャノマ・カッテ・ニワが続く。
人馬一体の生活がしのばれる。
ニワと呼ばれる土間に設置された木製の箱形流し。水は水瓶に汲み置き。
 
木製流しの排水は背面の穴から筧(かけひ)で屋外に。
 
土壁からにょっきり口を出す「筧」の排水口。当時の排水は汚れていなかった?
 
土盛りの竃(かまど)。火の用心のため現在は火口を閉じてある。
 
たたきの土間にぎりぎりに掘られた囲炉裏。板の間に腰かけて調理作業ができる。
 

   
紙面の都合のため、今回はホンの一部の民家のご紹介とさせていただきます。
興味のある方は、ぜひ現地に足をはこばれることをおすすめいたします。
このページ作成に当たっては、日本民家園の許諾を得ております。
   
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