包丁のふるさと
大阪・堺の町を訪ねて

頑固親父そのものという雰囲気を漂わせる氏は、堺刃物ミュージアムの組合員たちの安易なモノ造りの姿勢に反発し、脱会したそうですが、その頑さが大きな魅力を感じさせる。
堺ばかりでなく、日本の伝統工芸の職人技は安易な機械化と最新技術で置き換えてはならないことを痛感させられた。

右の2本の洋庖丁や左の4本の庖丁の形に仕上げる作業が、裏の工房で黙々と続けられている訳です。
左上の3本の庖丁は地域によって違う菜切り庖丁。関西型は刃元が角張ってイモの芽などをくりぬくことができるが、関東型は 刃元が丸い。


ぼろ布はホツレもなくスパッと切れているのが分かります。
キッチンにご主人を呼び込むには、こんな作業から関心を持ってもらうことから始まるのかも・・・。

★堺刃物ミュージアムの公式サイト
★一竿子忠綱本舗(永田刃物)のホームページ
★柴田書店出版の「包丁と砥石」の中で一竿子忠綱本舗・永田氏が研ぎのページや庖丁の選び方を監修をしています。
★年末のキッチン大掃除のガイド記事「キッチンの神髄に迫る最後の仕上げ」で庖丁研ぎのコツをお伝えしています。
(C)SEP. 2006 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.