3年半が経過した「かんかん森」
引き続きコモンスペースの施設をご覧ください
3階に上がる階段脇のホールには、居住者が必ず毎日目を通す掲示板があり、コモンミールの予定や掃除当番や様々なイベント案内などの行事予定と、役割分担が表示されている。この掲示板が「かんかん森」運営のノウハウが詰まった管理センターでもあり、木下さんの説明にも熱が入る。
この掲示板に掲出された書き込みは膨大なファイルとなって、管理運営のノウハウとして集積されている。
3階の共用スペースにあるSOHOは組合から借用する形のオフィス用賃貸スペース。
ここにはシングルベッドが置かれ、ゲストルームとしても運用を開始している。
2階のコモンダイニングに面したコモンテラス。3年前にはただの屋上テラスだった部分が、居住者有志で製作したというウッドデッキのガーデンに作り替えられている。寒い季節で花は少なかったが、春になると花が咲き乱れる開放空間になるという。
裏には菜園テラスがあり、ここではコモンミールに供される野菜類やハーブ類が、厨芥をコンポスト化した堆肥を使って育てられている。
雨水を利用したミニビオトープ。ドイツ語のBIO(生物)とTOP(場所)の合成語で、様々な生物がお互いの生態サイクルの連鎖の中で生き続ける環境を意味している。このミニビオトープには睡蓮や水芭蕉などの植物とメダカやタニシなどが共生しており「かんかん森」の象徴ともなっている。
■次のページでは、コモンミールキッチンをご覧いただけます。
(C)Dec. 2006 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.