試して合点!使って納得!シリーズVol.38
水の季節に美味い水を!新型BRITA登場!
ブリタ・ポット型浄水器
温暖化の影響もあってか、冬の降雪が少なかったうえに真夏日が4月から始まり、夏の渇水期が今から心配される昨今です。
気温が25度を越すと飲料水の需要がグンと伸びるそうですが、皆さんは日常の飲み水はどうされていますか?健康志向の高まりとともに浄水器の需要がますます伸び、ペットボトルのミネラルウォーターも驚くほど高価格のものまで出回るようになりました。
遠い海外から輸入されプラント設備を駆使して作られるガソリンがリッター130円で高いと大騒ぎしているのに、山から湧き出る水を浄水した2リットル入りペットボトルの水が300円以上するというのはどう考えてもおかしいですよね!又キッチン用組込設備としての浄水器も非常に高価な商品が多いことも気になります。活性炭を詰めたフィルターをステンレスボトルに詰めたものが、数十万円というのはどうにも理解しづらいことです。
こんな疑問を持ちながら、我が家の飲料水は5年くらい前からドイツ・ブリタ社のポット型浄水器を愛用してきました。何よりカートリッジの交換時期が分かりやすく、2.1~3.5リットルまで機種によって違いはありますが、浄水を使った分だけ水道水を補充すればいいだけなので、手軽に使えて経済的なのが一番のメリットでしょう。自然落下で浄水された水の旨さが実感できる嬉しい商品です。
今まで使ってきたタイプに代わって、全く新しいカートリッジ方式の新シリーズが登場したので、早速試してみました。
上写真の左が今まで使ってきた従来タイプの「フィヨルド」とそのカートリッジ。右が、新しいブリタ「エレマリス・Cool」とそのカートリッジ「MAXTRA(マクストラ)」。写真の通りカートリッジの形状が全く変わり、本体も従来不透明の白色だった水受け部が、半透明のクリアな材質に変わりました。外から水受け部の残り水が確認できるようになったわけです。
上写真は新登場したカートリッジを使った新シリーズで、左はマレーラ Cool(浄水部容量1.4リットル)、フタの注水口は手動のフリップトップ式。右はエレマリス Cool(浄水部容量1.4リットル)、自動開閉式の注水口フタ付き。BRITAの新シリーズには8タイプのモデルがありますが、冷蔵庫のドアポケットで冷やしておくにはCoolと名前のついたサイズのものが奥行が104mmと浅く取り扱いやすいと思います。
エレマリス Coolのサイドビュー。水受け部が半透明になり近未来的なデザインとなりました。
◇材質は浄水器本体がAS樹脂、ふたはABS樹脂とPP樹脂。フィルターはPP樹脂とポリエチレンテレフタレート樹脂。
ろ材は活性炭とイオン交換樹脂。ろ過流量は0.2リットル/分
◇浄水能力は、JIS S3201試験結果[総トリハロメタンで150リットル、 溶解性鉛、遊離残留塩素、 2-MIB(カビ臭)、CAT(農薬)など4つの項目で300リットル、除去率80%]となっています。
大きな違いは足もと。従来のフラット底は冷蔵庫の中で結露した時に水が底面にくっついて不快だったが、この足で浮かすことによって接面を少なくし、快適な使い心地となった。
新型カートリッジ「MAXTRA」の上面。接水面を広くして浄水効率をアップしている。
カートリッジの大きさはW99mm/D56mm/H75mm。 カートリッジ上部にはリングプル方式のハンドルが付いているため、フィルターの交換時につまみ上げるだけで取り出しやすくなった。
使い始めの時は、カートリッジをセットして2回水を捨てて、活性炭の微粒子を洗い流します。そのあとは平常通りに使えます。
エレマリス Coolの特徴のひとつが、上蓋をはずさずに注水できるユニークな機構です。
インジケーターは使い始めにSTARTセットを行い、100%からスタートしてから2ヶ月で表示が0%となります。一日3.5リットルを使用したときの交換目安が約2ヶ月です。
マレーラ Cool 2.4リットルタイプも水受け部が半透明色で中の水量が確認できる。
マレーラ Coolの場合は、手動式の注ぎ口となっている。
注水した状態。このまま冷蔵庫のドアポケットに収納すれば、美味しく冷たい浄水が手軽に楽しめる。遊離残留塩素も除去するため、浄水は1~2日で飲みきるようにしてください。使った分だけ水道水を補給しておけばいいのですが、フィルターの交換時には必ずポット全体をよく洗うことをおすすめします。
◇エレマリスCool 6,300円
◇マレーラCool 4,380円
◇マクストラ・カートリッジ 1本 1,580円、3本セット 3,980円