ユーロクッチーナ2008 最新報告 Vol.2
最先端デザインのキッチンを見る!Schiffini(スキッフィーニ)
schiffini press CG photo
今年のミラノサローネ・公式プレスレポートの最新版を見ると,”先例のない成功と大きな満足感のもと、I Saloni 2008は本日閉催されました。当初予想の27万人くらいという予想は大きくくつがえされて、348,000人のビジターがあり,前回よりなんと29%の増加だった。そのうちの210,000人は海外からのビジターでした。海外ビジターの主要国は、スペイン、ロシア、フランス、ドイツと南東アジア諸国でした。特に南アメリカからの来客が増加したことは特筆すべきことで,ミラノサローネが世界に開いた市場である象徴だ”と書かれています。
このように盛大だったEURO CUCINA2008は、ミラノサローネ会場全24Pavilionのうちの、18,22,24の3Pavilionだけで、全体から見ると1/8にもならないHALL数ですが,348,000人のほとんどの人がユーロクッチーナに足を運んだのではと思われるくらい,他の家具展示会場に比較すると圧倒的に多いビジターの数が印象的でした。
キッチン家具メーカーの展示は、Pavilion18が32社,Pavilion22が42社, Pavilion24が42社の合計116社で,そのうちドイツキッチン家具メーカーはPoggenpohl、SieMatic、ALNO、Zeyko、Nobilia、Haecker、Leicht、Schueller、Noblessaなど9社、スペインからSANTOS、Mobalco、Mueblesの3社,他に珍しいところでウクライナのMerx Grupが初出展でした。これ以外がイタリアのキッチンメーカーという訳で,103社のイタリアキッチン家具メーカーが出展したことになります。
どこのキッチンメーカーも、我が社が一番と言う自負の点では負けていないが,EuroCucina会場の中で,私の目から見た最先端のデザインコンセプトを見せてくれたメーカーは,イタリアのSchiffiniです。
Schiffini展示ブースの入り口
一昔前の招待客しか入れないようなクローズドな展示会場から、一変してオープンな展示ブースとなった。
大型のアイランドキッチンは、鏡面ステンレスのトップに埋め込まれるようにガスクッカーとシンクが並ぶ。
木はウォールナット系の天然木とアルミのシャープなエッジ。
3cmφのパンチング吸い込み口のレンジフード。
ガスクッカーは限りなくフラットに納められている。
90mm厚のステンレストップでコの字型にレイアウトされたキッチン。
黒,ステンレス,天然木のコンビネーションが多く見られる。
Schiffiniの人気シリーズCinqueterreに今年純黒の仕上げが加わった。
schiffini press photo
二つのブラックキューブを,厚手のステンレストップで連続させる手法が面白い。
(C)Apr. 2008 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.