ユーロクッチーナ2008 最新報告 Vol.3
最先端デザインのキッチンを見る!Boffi(ボフィ)
ミラノサローネの最大の特徴は,見本市会場だけでなく,ミラノ市内の様々なインテリアショップや,古い城や倉庫,イベント会場など街を挙げて、総力でこの世界最大規模のインテリアイベントに取組むことにあります。
そんな市内会場の中でも一番盛り上がりを見せるのが,このトルトーナ地区です。地下鉄2号線でPORTA GENOVA 駅まで行き、イタリア国鉄を跨ぐ今にも崩れ落ちそうな古い鉄橋を渡ると,とてもここがイタリアデザインの最先端発信基地?かと思わせるような、薄汚れた廃屋と見まがうような建物の並ぶTORTONA通り。この通りを真っ直ぐ進むと有名なSUPER STUDIOがあります。
2回の報告ではサローネ会場での気になったメーカーをご紹介しましたが,今回はこのトルトーナ地区で開かれた素晴しいデザインのキッチンBoffiをご紹介します。
報告書第3弾として取り上げるBoffiは、この鉄橋を渡らずに,ポルタジェノバの駅から南に向かって線路沿いの古く落書きだらけの煉瓦塀沿いを歩くと突然視界が開け,古く巨大で今にも崩れてしまいそうな倉庫が目に入ります。
この会場へは,ミラノの中心DOMOからシャトルバスも出ている。
これが,会場の入り口。左の4メートル以上もある開口部に真っ黒な重いカーテンがかかり,ここが出入り口となっている。右側は上の写真のBoffiの巨大なロゴが書かれた壁の裏側になる。
度肝を抜かれながら,この辺りまで来るとすっかりBoffi教の信者になってしまって,恍惚の世界に引き込まれてゆく。シチュエーションの設定からして,強烈なインパクト!
(C)Apr. 2008 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.