nice住まいの耐震博覧会レポート
最新キッチンメーカーの展示ブース
■THK免震体験車
震度6以上の地震を実際に体験できる車が準備され、免震装置を取り付けることによって、どれだけ被害を抑えることができるかを体感できる。
■タカラスタンダード
国産メーカーの中で唯一となった鉄板ホーロー製のタカラシステムキッチンには、根強い支持ユーザーがいる。圧倒的多数の木製キャビネットに対する耐水性能への不信感は簡単には拭えないし、現実問題としてリフォーム現場に見る古い木製キャビネットの腐食状態に、疑念を持つユーザーが絶えないことも事実である。
■ノーリツ(NORITZ)
2001年、ガス機器メーカーの「ハーマン」をグループ企業としたノーリツは、安全なガス機器とガス調理機器への挑戦を本格化させてきた。 最新型のホワイトガラストップクッカーに、鍋を横移動できる新しいゴトクが加わって、使いやすさを向上させている。
■東京ガス
SIセンサー付きガスコンロを市場投入した東京ガスは、SIセンサーの認知度を高めるために積極的な攻勢を仕掛けている。
SIセンサー付きコンロの調理体験コーナーは、高齢者のユーザーたちの関心の高さが伺われる。
SIセンサー付きコンロの表示パネルの情報が多すぎて文字が小さく、非常に読みづらくなっている点が残念だ。過渡期のデザインとも言えるが、もっとインターフェースデザインに傾注しなければ、このまま浸透することは難しいように思う。
■サンウェーブ
展示ブースのデザインは他社に比べて一番あか抜けていると思う。
ここ数年、サンウェーブのキッチンは様々な仕掛けの収納アイデアを売りにしているが、本当にユーザーにとって必要なものなのかちょっと疑問に思う。複雑な仕掛けが長い年月に耐えられると思えないし、なんと言っても清潔を一番とするキッチン家具の中が汚れやすく、掃除しにくいというのは感心しない。
次ページでは、日立ハウステック、EIDAI(永大)、INAX、TOTOの展示ブースを紹介します。
(C)Feb. 2009 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.