CG・画像加工/画像加工テクニック・作例

パソコンを傾けて絵を動かしてみよう!

2次元物理シミュレーションお絵かきソフト「OE-CAKE!」は、パソコンを手に持って傾けて、絵の中のものを動かすことができます。硬そうな絵の一部分だけぶよぶよにしたり、もう飽きることのない楽しいソフトです!

土屋 徳子

執筆者:土屋 徳子

CG・画像加工ガイド

パソコンを手に持って絵を動かす

2D物理お絵かきソフト「OE-CAKE!」では、水滴がはじける動きや、さらに細かい気体の流れまで、精密に計算された動きをします。

まるでスケッチブックに描いた絵を立てたときに、空想の中で絵の中のものが落ちたり、はじけたりするような、不思議な感覚です。無重力状態ではまた想像できないような動きをするので、絵を描いたあとも、絵の動きや変化に、しばらく目が離せません。

しかも「OE-CAKE!」では、固定されたパソコンの中だけでなく、「加速度センサー」に対応しているパソコンであれば、下図のようにパソコンを持って傾けることで、絵の中のものを動かすことができるのです。(動画を別ウィンドウで見る

MacBookを手に持って左に傾けて、画面右のお魚を、左の金魚鉢に、移し替えているところです。

実際に絵や写真で遊んでみよう

写真やほかのソフトで描いた絵を取り込んで、「OE-CAKE!」で楽しんでみましょう。

画像を取り込むには、「OE-CAKE!」のシーンの「重力(Gravity)」を有効にして、時間をいったん「停止(Pause)」にします(括弧表記は英語版の機能名になります)。

「物性(Physics)」をここでは「こめ(Rice)」に設定して、ここではマフィンの画像ファイルをドラッグ&ドロップで取り込みます。↓

絵の周りを透明にするには、あらかじめ透明なレイヤーに絵を描いて、PNG、TIFF形式で保存しておきます。

絵を取り込んだら、「停止(Pause)」を解除します。すると時間が動き出し、取り込んだ絵が動いたり変化します。「停止(Pause)」を解除すると、下図のように…↓(動画を別ウィンドウで見る

マフィンが砕けてしまいました!

このようにして「OE-CAKE!」では24種類の「物性(Physics)」ボックスに並んでいるいずれかのボタンを押してから描いたり、絵を取り込んだりします。

Mac版の物性ボックス(左)と、英語版のPhysicsボックス。

線の太さは「ブラシ(Brush)」と「鉛筆(Pencil)」から選べますし、描く色も「カラー(Collar)」で選ぶことができます。Mac版では線の太さも調整できます。

四角形を描いたり、色を塗り替えたり、絵の中のものを動かしたり、壊したりと、もう絵の世界の中では好き放題描いて、破壊王にもなれちゃいますよ。

また、カチカチに固まっている絵も、一部分だけぶよんぶよんさせるなど(?)、描いたあとからも物性を変えることもできます。

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます