インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

インテリアカラーのテクニック(1) 夏色インテリア・ブルーの不思議(2ページ目)

ブルーには血圧降下の効力があるといわれています。色彩の持つ不思議、人の心と身体に影響する“色”からのメッセージをインテリアに上手に使いましょう。

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド

ブルーが大好きな人に・・・


ブルーの効果的な使い方は、同系色の濃淡に、ホワイトを上手に取り入れることです。ホワイトと冷たいブルーはお互いを引き立たせ、パステル調のブルーなら白や淡いベージュと柔らかに調和し、やすらぎを与えてくれます。青と赤と白のトリコロールカラーの美しい配色、分量を間違えると国旗、落ち着きのない空間になってしまいます。白を70%、青を25%、赤はアクセントに5%以内におさえましょう。




日本人の好きな色にはライトブルーがトップ、4人に1人はこの色を選びます。空色系統は日本の風土、環境、気候に一番合った色と考えられています。昔から藍染めの浴衣や手ぬぐい、職人のパッチ(紺のももひき)や半天など仕事着として身近な色として馴染んでいます。

ブルーの特質
■落ち着いた色なので、一般の嗜好度が高い。
■彩度が高くても派手にならない
■知的で引き締まってみえる。
■連想する事物に悪いイメージがない。

ブルーからの連想
■青→海、空→希望・悠久・清澄
■空色→空、水→清浄・平和・理想・清涼
■藍色→海→深遠・沈静・希望
■水色→空・水、ガラス→冷静・爽快・淡泊
■淡青色→海、空→清浄・希望・沈静
■暗青色→海→神秘・理想・深遠


(C)July.2002 Photo by kanno

参考文献
服飾と色彩学   牛山源一郎  源流社
色彩心理学入門  大山 正   中公新書
色の秘密     野村 順一  ネスコ
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