家づくりはまず業界構造をつかんでから

住宅フェア
最近ではハウスメーカー・ビルダー・工務店を横断的に結んで、家づくりを支援するネットワークも増えてきています
このように、地元の零細・中小工務店が半分以上のシェアを握っているという産業構造は、他産業にないきわめて珍しい特徴です。自動車・家電・日用品業界のように、わずか数社が日本全体のシェアを競い合っている業界ではなく、ガリバー企業からアリのような企業まで数万社に及ぶ住宅会社が、同じ土俵で競争を繰り広げているわけです。

こうした「依頼先の選択肢が多すぎて判断に迷う」という、複雑な産業構造が消費者をますます悩まし、住宅選びがクルマや家電選びと同じわけにはいかない理由もここにあります。しかも、数千万円に及ぶ人生最大の買い物なのですからなおさらです。

以上のことからもお分かりのように、ハウスメーカーは戸建て注文住宅に限っても3割のシェア。建売・マンションを含めた住宅市場全体からみれば、本当に限られた一部の世界であるわけです。そうした業界地図とハウスメーカーの位置を把握しながら家づくりにのぞむと、より客観的な判断がしやすくなるのではないでしょうか。

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