エネルギーを賢く使う住宅として「スマートハウス」という考え方があります。近い未来の住宅と考えられてきましたが、今年が普及のエポックメーキングな1年になる気配。セキスイハイム(積水化学工業住宅カンパニー)は業界に先駆けHEMSを搭載した「スマートハイム」を発売(2011年4月29日から)し、起爆剤となりそうだからです。今後に向けた大切な要素となりますから、セキスイハイムの取り組みも含めてその内容を押さえておきましょう。

スマートハウスとHEMSとは?

ナビ画面

スマートハイムナビの画面。消費した電力量や太陽光発電システムで創り出した電力量、どこでどれくらい電力消費があるのかなど詳細に「見える化」したのも特徴(クリックすると拡大します)

「スマートハウス」は、様々な通信技術や環境技術を駆使し、エネルギーの需給を「賢く」管理する住宅のことをいいます。その中核となるのがITを活用した「見える化」の技術「HEMS」(ホームエネルギーマネジメントシステムの略)です。

近年は太陽光発電システム(PV)や家庭用燃料電池など創エネ機器が普及したほか、今後は家庭用蓄電池も実用化されるなど、住宅においてエネルギーをどれくらい創り出し、さらにどれくらい消費しているのか、「見える化」することが求められます。

「見える化」することで、スマートハウスのユーザーは無駄なエネルギー消費を抑えることができ、結果的に光熱費の削減という経済的なメリットも期待できます。ここまでが、一般的なスマートハウスのイメージです。

住宅業界で初めてHEMSを標準搭載!

スマートフォン

自宅のパソコンはもちろん、スマートフォンや携帯電話など様々な端末により、どこにいても自宅のエネルギーの動向を把握することができる

セキスイハイムの「スマートハイム」は、独自開発したHEMS「スマートハイムナビ」を標準搭載したのが最大の特徴。様々なタイプの普及が進みつつありますが、セキスイハイムの場合は、クラウド型といってインターネット上のサーバーで処理するタイプです。

ユーザーの利便性については次の通り。
・「どこでもわかる」 パソコンやスマートフォンなどの端末に対応
・「詳細にわかる」 各居室の空調などエリアごとの電力を表示
・「電気代でわかる」 消費電力が量とともに料金でも表示

電気代の表示は「今までありそうでなかったサービス」とのこと。また、クラウド技術の活用で、オール電化の時間帯割引や電力料金そのものの改定など、常に最新の情報を表示できるというのも特徴の一つといいます。

ところでセキスイハイムはPV搭載住宅のトップメーカー(4月末に累計搭載住宅が10万棟に達するそうです)。実はHEMSはこのPVとの相性がいいのです。その点を含め、「スマートハイム」ではどのようなことが可能になるのか、次のページでご紹介します。