「この家は私そのもの」といえる幸せ
今年5月に横浜みなとみらいの住宅展示場で行われた市川先生の講座はキャンセル待ちが出るほどの人気 |
「今から20年以上前、まだ子供たちが小さかった頃、我が家の休日のイベントは住宅展示場巡りでした。建てるお金も土地もないのに、素敵な家々を見てはパンフレットを集めるのが私の趣味でした。子どもたちは風船をもらってご機嫌!主人も私に引きずられるようにして付き合ってくれたものです。そのとき集めたパンフレットが後々家を建てる時にこれほど役に立つとは思ってもみませんでした」
この言葉は、実際に市川さんのお宅を拝見すると、見事に体現されています。微に入り細に入り、部材一つひとつに市川さんのこだわりが詰まっているからです。
自然光が差し込み、生徒さんの語らいの場となるアルコーブ |
今やマスコミや企業に引っ張りだこの市川さん。でも「私の舞台はこの家。家族がいて子供たちが育ったこの家が私の根っこなのです。巷では収納セミナーなども増えていて『このように片づけましょう』と言うのは簡単なことですが、暮らし方や収納をお教えするからには、まずそれを自宅で現実に実践している姿をお見せする必要があると思うのです。外で偉そうに言っていても自宅がメチャクチャじゃ説得力ありませんからね(笑)」。
家庭・住まいが安らぎの場になれば……
多くの女性の共感を得ている著書「50歳からの輝きのある暮らし方」(講談社) |
そして、「私は子育てがほぼ終わった世代ですが、目下子育てを抱えている若いママたちに、私がこれまでやってきたサロンや道のりが少しでも励ましになれば、これ以上うれしいことはありません」とも。
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