窓のカタチもさまざま。間取りプランや外観デザインも合わせて考慮したい |
でも、窓などの開口部は、住まい全体の性能にかかわりますし、デザイン上も重要なアイテム。もちろん防犯面でも配慮したい大事な部位です。できる限り、商品情報や特徴を事前にチェックしておくようにしたいものです。まず、家づくりの先輩達は、どんな選び方をしているのか、調査データをもとにみていきましょう。
プラン打ち合わせ時に検討、こだわりはデザイン
データによると、窓サッシを検討する時期は、プランを打ち合わせている時と図面が出来上がった後に選んでいる方が多いようです。窓の位置や空間の使い方、外観デザインなど総合的に考えて選ぶわけですから、できれば図面が出来上がった後ではなく、プランニングと同時進行で、というのが後悔しないコツでしょう。具体的なメーカーや商品は施工会社(住宅メーカー・工務店など)に任せる場合が多いのが現実のようですが、ショールームやモデルハウスで実物にできる限り触れることをおすすめします。特に今まで使ったことのない形状の窓や新しい機能が付いている場合は、動かしてみてその操作方法や重量感など確認しておきたいものです。毎日、開閉するものですから、慎重に。
■窓サッシ 重視した項目
上位10項目を抜粋。デザインや色がトップに。
【出典】「注文住宅と住宅設備に関する動向調査2005」 リクルート「月刊ハウジング」調べ
そんな窓サッシに対して、どんなこだわりがあるのかというと、やはりデザイン・色、そして断熱性、周囲とのコーディネートといった項目が続きます。最近は、小窓や細長い窓をいくつか並べて外観デザインのポイントにしたり、大きく広い開口部が取れる掃き出し窓や折れ戸タイプの窓を設けてデッキに繋げたり、というような用い方も多くみられます。商品自体も窓サッシそのもののデザイン性はもとより、空間に溶け込むようなデザインなどバリエーションも豊富になってきています。窓サッシ選びは、単体でというよりもトータルに、外観デザインやエクステリアとのコーディネートを考慮するのがポイントでしょう。
次ページでは、サッシの人気色についてみていきましょう。