洗面/洗面・サニタリーの新商品・トレンド

5.5L洗浄を実現したタンクレストイレ(2ページ目)

住まいの設備機器や建材は日進月歩。このコーナーでは、そんな新商品やショールームオープンなどの情報をお届けします。今回は、新しい洗浄方式のトイレです。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

掃除のしやすさにも配慮

便器を選ぶ際には、掃除のしやすさは必ずチェックしておきたいポイントです。この商品の場合も、汚れがたまりにくいようなカバーデザイン、汚れがつきやすく掃除がしにくい「フチ裏」をなくした便器形状、便座からもフチをなくしたフチなし形状のウォシュレット、便器内をくまなく洗浄するトルネード洗浄、汚れがつきにくく、落としやすい衛生陶器ならではの技術などの配慮が施されています。
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(左から) 掃除のしにくい給水部をカバーする「フルカバー&すっきりパネル」 / 清掃しやすい「フチなしウォシュレット」 / 軽くふくだけで清潔な「フチなし形状」 / 陶器表面をナノレベルでツルツルとし、汚れがつきにくく落ちやすい「セフィオンテクト」

また、トイレを使用する際に気になる点としては、音の問題も。夜中のトイレや来客時には、洗浄音や排泄音が気になるという方が多いという調査結果もでています。

「ハイブリッドエコロジーシステム」では、従来の直圧式便器の課題とされていた、ゼット洗浄音から耳障りな高周波帯をポンプ制御によっておさえ、自然でやわらかい洗浄音にし、洗浄時間の短縮も図っています。また、サイレントモードを設定すると、用を足した後、人がいなくなったことをセンサーが検知、便ふたをオートで閉めてから便器を洗浄するので、音漏れの低減が可能に。これらふたつの機能をあわせることで、70dBから61dBへ音が低減されるとか。61dBはホテルのロビーや普通の会話程度の騒音レベルです。

和の雰囲気のあるモダンなインテリアにも
その他、最近の腰掛式大便器は、水たまり面が大きいタイプ(汚れの付着を防いだり、においが少なくなるなどのメリットがある)が主流なため、掃除がしやすい反面、排泄時の「水のはね返りが気になる」「検便時に不便」という声も聞かれるとか。そこで、30mm程度水面を下げる機能を搭載するなどの工夫も施されています。

トイレの技術の進歩には本当に驚かされます。特に節水は今後も強く意識しなければならない性能のひとつでしょう。新築・リフォームの際には、デザイン面だけでなく、性能面をじっくりと検討することを忘れずに。ショールームでは機能の説明展示や解説をチェックして、実際に操作したり、使ってみたりすることで、その使い勝手や特徴を確かめるようにしてください。

<希望小売価格>
305,000円~355,000円(税込320,250円~372,750円)  ※工事費別

【詳細情報】 TOTO

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