福祉施設で働いている方が「ふくし」とはろ・う・もの世話と言ったことがあります。実に実感のこもった言葉だなぁと感心した覚えがあります。食べることの楽しみ、風呂に入ることの気持ちよさはやはりいくつになっても同じです。

車椅子になったとしても食事は自分でできる方が多いのですが、風呂はそういうわけにはいきません。そこで浴室の手すりの設置や段差解消等が考慮されてきました。しかし、意外にも浴室の暖房設備が整えられていない場合が多いのです。

世界で一番浴室に暖房設備が備わっているのはスウェーデンで、約9割の家庭に設置されています。ちなみに日本は92年のデーターで約5~6%位です。お風呂好きな国民性のわりには浴室の設備は貧弱といえます。冬季の一戸建ての住まいは8~11℃です。暖かい部屋にいて浴室に入った時はその寒暖の差は高齢者にとってはかなりの負担になります。

あるデーターによると、年間の浴室死亡事故は冬季(12月~3月)に55%と集中しています。日常生活における突然死で入浴中に亡くなった人の割合を年齢別に見ると、65歳以上が25%にもなっています。ちなみに40~64歳は6.4%です。寒暖の差が血管を収縮させ、急激な血上昇をもたらすのです。これを一般に「ヒートショック」と呼んでいます。

ハードな部分のバリアフリーはもちろん、住まいにおいては構造部分との取合いがあるので始めから考えておかなければならないのですが、意外と気がつかないのがソフトのバリアフリーです。
特に水まわり(お湯まわり)を中心とした部分には十分配慮しておくことが大切です。







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