地鎮祭とは? 意味や日取りの選び方、服装

地鎮式の意味とは?

地鎮式の意味とは?

地鎮祭」は工事に先立ち、土地の神を祝って敷地を清め、工事中の安全と建築物が何事もなく永くその場所に建っていられることを願うお祭りです。

したがって、日取りも友引や大安を選ぶ人が多いです。かしこまったイメージがあるかと思いますが、服装は特別なものではなく普段着でも大丈夫です。一般には神式で神主さんが行いますが、仏式・キリスト教式で行っても構いません。
   

神社との打ち合わせ

神主が式を執り行うので、神社との打ち合わせが必要になります。式の1ヶ月前には建てる家の近くにある神社を探しだし、1週間前までには設計事務所や施工会社と相談して次の事項を神社の方と打ち合わせをして下さい。
  • 日時と場所(日取りは大安・先勝・友引が良い)
  • 施主の氏名、施工会社、設計者名
  • 参加者の人数(玉串をお供えする人数)
  • 神餞品(お供え)をどちらで用意するか
  • 神主の送迎はどうするのか
  • 神主への謝礼の金額
 

地鎮祭で用意するもの

地鎮祭で施主が用意するものは

地鎮祭で施主が用意するものは

式に必要なものは神主さんが用意してくれますが、神餞(米・塩・山の幸3種、海の幸3種、畑の物3種、お神酒)は、神主さんの指示を得て、施主や施工者が用意することがありますので確認が必要です。

▽施主(建築主)が用意するもの
  1. 米(一合)
  2. 清酒(一升、松竹梅など縁起のいい名前のものを選びましょう)
  3. 塩・水(一合)
  4. 魚(鯛または鰹節・するめ・昆布など)
  5. 野菜(大根・人参・蓮根・菜物など)
  6. 果物(季節のもの)
  7. 紙コップまたは湯のみ(人数分)
  8. 神主さんに払う初穂料

▽施工者(建設会社)が用意するもの
  1. 笹竹(4本)
  2. 注連縄
  3. 砂(バケツ3杯程度)
  4. スコップ (または鎌・鍬・鋤)
  5. テント・イス
※敷地内を整地し準備する

式の後、その場で直会(なおらい)を行う場合、その時の飲み物やおつまみは施主側で用意しなければなりません。
 

地鎮祭の流れ

では実際の地鎮祭の流れを見てみましょう。先日、設計を依頼されたS邸の地鎮祭を行いました。写真を交えて紹介します(神式です)。開始から終了までの時間は一般に30分から40分程度です。
 
斎竹(イミダケ)

斎竹(イミダケ)

1. 神座の四隅に斎竹(イミダケ)を立ててしめ縄をめぐらし紙垂を下げます。
 
神饌(シンセン)

神饌(シンセン)

2. 神饌(シンセン)  米、塩、山の幸・海の幸・畑の幸(それぞれ3種類位づつ)と神酒を飾ります。
 
四方祓い(シホウハライ)

四方祓い(シホウハライ)

3. 四方祓い(シホウハライ)  お神酒、米、塩、白紙敷地の中央と四隅にまきます。
 
鍬入れ

鍬入れ

4. 鍬入れ  設計者が鎌(カマ)、施主が鍬(クワ)、施工者が鋤(スキ)の順で盛砂を三度作業する仕草を行います。
 
鎮物(シズメモノ)

鎮物(シズメモノ)

5. 鎮物(シズメモノ)  神主より建物の基礎工事の時に建物のほぼ中央に埋めて下さいと鎮物が渡されます。
 
 
地鎮祭が終わると神主さんへ施主から「初穂料」と書いた熨斗袋を渡します(このときの費用は3万円を包みました。)。熨斗のマナーについては「意外と知らない熨斗紙のマナー」を参考にご覧ください。

地鎮祭に必要な費用の目安

  • 神主祝儀3万円/1人
  • 飲み物、おつまみ2~3万円
  • 祝儀 (都市部では出さない所が多い)5000~1万円/1人
合計6~7万円が地鎮祭の相場といえそうです。
 

地鎮祭を行う本当の意味

家族の大事な思い出に

家族の大事な思い出に

近頃は地鎮祭を行わない方もいますが、地鎮祭をした後、感極まって涙ぐむ施主もいます。また、完成後10年程たってご挨拶に伺うと、その当時小学生だったお子様が地鎮祭のことを覚えてくれていることもあります。

地鎮祭は家族の絆を深め、新たな日々のエネルギーの源になれる意義のある儀式だと思います。私は地鎮祭に参加するたびに日本人が自然を敬うやさしさに触れ、家づくりに対しての心構えを新たにしています。


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