まず初めに通風計画!それから高断熱・高気密の順番で考えることです。
省エネ住宅をつくる時のポイントは、何といっても熱の出入りを抑えることが基本となります。一般家庭で消費しているエネルギーは「暖房」が28%、「冷房」が1.8%。これは全国平均の数値であって地域によって暖冷房の割合は多少異なりますが、いずれにしても総量の約3割を暖冷房用のエネルギーが占めています。
家を建てるときに熱の出入りをできるだけ抑える、つまり断熱効果の高い構造にするねらいはこの暖冷房用エネルギーの抑制になります。下の絵に見られるように構造の隙間よりも外壁や屋根、窓ガラスをつたって出入りする熱の割合の方がずっと高いのです。
…断熱していない住宅に入る熱(夏)、逃げる熱(冬)の部位ごとの割合を示しています
■対処法は次のページにつづく。→P2