住宅設計・間取り/住宅設計・間取り関連情報

そよ風を取り込み、台風を封じ込める家づくり! 雨風対策はどうする?

自然災害は地震だけではありません。ハリケーンや台風もまたその強風は恐るべきものです。今回は意外と軽視されがちな風と雨を考えた家づくりについてポイントを挙げました。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

人に心地よい風・危険な風

((ビューフォート風力階級))

快適ゾーン
・風を特に感じない
・風が顔にあたるのを感じる
・新聞を開いて読みにくい
・紙くずが飛ぶ(8.0m/秒)
不快ゾーン
・よろめく危険がある
・傘の使用が困難
・歩行が不自由になる
・歩行前進を妨げられる(20.8m/秒)
危険ゾーン
・身体が吹き倒される
10・樹木が倒れる
11
12(32.7m/秒)
台風14号(35m/秒)
   :
ハリケーン「カトリーナ」(50m/秒)

アメリカ南部に大被害をもたらしたハリケーン「カトリーナ」。日本では先日台風14号が上陸するなど、このところ雨、風による被害が多くなっています。

人間にとって8m/秒以内の風は快適で、8m/秒~20m/秒は不快、それ以上になると危険ゾーンです。
ハリケーンは最大風速55m/秒、台風14号は35m/秒でした。気象庁は33m/秒以上から44m/秒までを強い台風と位置づけています。

写真で見る強風対策


九州や沖縄地方では風に備えて屋根の上に石をのせたり、練土で瓦をしっかり留めるなどの工夫がみられます。


北風を防ぐために寄り添うように家並みが形成されています。


棟上から軒先までかかる垂木(たるき)は、風にあおられても吹き飛ばされないように途中で木をつなぐことはしません。


強風・雨水対策チェック項目は次のページへ→

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます