内壁材・天井材・壁紙/内壁材・天井材・壁紙の基礎知識と選び方

家のコストは内装と設備で決まる(2ページ目)

家を建てるとき、予算について誰もが悩むことでしょう。ローコスト住宅をつくるためのポイントは、内装と設備機器です。中身をきちんと理解し、満足できる家づくりをしましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


主な内装材

床材
フローリング一般的な合板のフローリングでは厚さや表面の質、加工の仕方によって価格が変わります。すべてを無垢材にすると高くなってしまうので、最近では床だけに無垢材を使用する人が増えています。このとき価格だけでなく、床暖房に対応していない場合もあるので、きちんと確認しておくことが大切です。
価格は安いもので5000円/m2くらいからあります。
コルク材断熱性に優れているので高齢者住宅に良く用いられています。価格は厚さ5mmで1万円/m2前後です。
プラスチック系床材クッションフロアと呼ばれ、主にキッチンや洗面所に使われています。価格は一般的に3000円/m2くらいで、それほど高くはありません。
その他カーペット、タイル、石などがありますが、これらは用途に応じて使うと良いでしょう。石は最も高級な材料です。種類によっても違いますが、2000円/m2からあります。

壁装材
壁 紙壁紙には、紙、クロス、ビニールクロス、布クロスがあります。一般的にはビニルクロスが使用されます。価格は安いもので1000円/m2くらいです。
厚みの薄いクロスは、張る時に下地の処理に注意が必要です。他に月桃紙などがあります。
塗 料下地を石膏ボードにし、その上にペイントします。
価格は3000円/m2前後で、どんな色でも可能です。
塗 壁最近は健康材料として、吸湿性の高いケイソウ土が多く使われています。
価格は若干高めで、5000円/m2前後です。塗厚や塗る回数などに注意します。和室などは京壁や聚楽などが多く、価格は3000円/m2くらいです。

建具
建 具既製品から特注まであり、価格の差が出やすい箇所です。
既製品のドアであれば、2~3万円/本で出来ますが、特注だと5万円/本くらいします。最近は既製品ドアが多く使われています。

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