癒しの森・八甲田連峰
ガイドブックなどではよくメインページに登場する「十和田八幡平国立公園」の八甲田山・奥入瀬渓流・十和田湖エリア。青森市から十和田湖方面へと続く国道は、「八甲田・十和田ゴールドライン」と呼ばれる絶好のドライブコースになっています。ここでは、このコースに沿ってエリア内のスポットをご紹介します。■八甲田山
「八甲田・十和田ゴールドライン」は八甲田連峰のすそ野を走り、青森市街から十和田湖へと続きます。八甲田山は標高1585mの八甲田大岳を最高峰とする山群。広大なブナ林に囲まれ野鳥の声に耳を傾ければ、大自然に心が癒されていくのを実感できることでしょう。ルート上には数々の温泉や絶景スポットが点在していますが、なかでも立ち寄っておきたいのは「酸ヶ湯温泉」です。
・酸ヶ湯温泉
八甲田の紅葉風景。シーズン中は、県内外から多くの観光客が訪れます
青森市街から車で約45分、標高900mの高所にある温泉。総ヒバ造りの大浴場「千人風呂」で有名です。古くから湯治湯として親しまれていて、浴効を楽しむ人々で賑わっています。
館内のお食事処で味わうことのできる青森名物の「生姜味噌だれおでん」もおすすめ。また、付近には自然観察路があるので散策してみましょう。着衣のままで温泉気分を楽しめる「まんじゅうふかし」などのお楽しみどころもあります。
地元では紅葉スポットとしても有名。寒暖の差が激しい東北の紅葉は美しく、最高の風景を楽しむことができます。
■奥入瀬渓流
新緑がまぶしい頃の「奥入瀬渓流」。あまりの美しさに涙を流してしまう人も
八甲田連峰を過ぎ、若いブナ林で囲まれた道を十和田湖方面へ進んでいくと、有名観光地である奥入瀬エリアに入っていきます。奥入瀬渓流の流れは約14キロ。いくつもの流れや大小の滝、切り立った崖などポイントごとに呼び名がつけられていて、それらの景観を楽しみながら散策します。
奥入瀬渓流「雲井の滝」。このような看板がポイントの目印です
奥入瀬渓流の魅力は、川の流れや点在する滝にあります。水しぶきの音を間近で聞きながらその景観を堪能することが、奥入瀬渓流観光の醍醐味です。
■十和田湖
紺碧のカルデラ湖「十和田湖」。十和田八幡平国立公園のシンボル的存在です
奥入瀬渓流を抜けると見えてくるのが「十和田湖」。高村光太郎作のブロンズ像「乙女の像」や、「十和田神社」のある「休屋」エリアにはお店やホテルが立ち並びます。
遊覧船や徒歩での湖畔散策で、十和田湖の美しい景観や豊かな自然を気軽に楽しめますが、より深く自然を堪能したいのなら自然体験ツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
キャンプ場もあるこの付近はアウトドアが盛んなエリア。トレッキングやアドベンチャーツア、乗馬による湖畔散歩など多彩なアウトドアスポーツが楽しめます。
・グリーンハウス 自然体験ツアー
水鳥の目線で十和田湖の景色を感じる、グリーンハウスの「カヌーツアー」
十和田湖の魅力を自然体験を通して伝えるとともに「アウトドア スローライフ」を提案しているグリーンハウス。カヌーツアー、ネイチャーランブリング(森歩き)などのプログラムがあります。自然体験ツアーを通じて、ゆったり流れる森の時間を感じることができます。
八甲田山・奥入瀬渓流・十和田湖エリアへは、青森市、八戸市、十和田市など各市町村から観光バスや定期バスが出ています。
また、このエリアのガイド記事八甲田・奥入瀬・十和田湖もご覧になってみて下さい。