家具として備え付け
オープンタイプでは冷蔵庫もインテリアの一部になるので気を遣いたいところ。シンク上の吊り戸棚がないから適量管理は必須。
その際には、ダイニングとリビングからの視線を考えて、オープン棚にするか扉付きにするか、床から天井まで全てを収納にするかが、検討するときのポイントになります。仮に扉をつける場合でも、スモークガラスにすることで収納の圧迫感がなく、食器をしまうには好都合です。
また、電子レンジや炊飯器などキッチン家電の置き場所としてカウンターを設けることも考えてみましょう。そのカウンターがあれば、調理や配膳の場としても使えて作業スペースの不足を補ってくれます。
市販の食器棚で
何処に何を置くか試行錯誤中だとか。電子レンジの上にポットとホットサンドメーカー。これも何とかしたいと改良に励む経験など「狭い我が家のインテリア収納術」が参考になりますよ。
りくたぽんさん宅では、今使っている食器棚は2代目。
1代目は、「収納力重視、しっかり食器棚タイプ」派のお母さまと、「キッチン家電が置ける棚」派のりくたぽんさんとで意見が分かれることに。でもそこは経験豊富なお母さまのこと、新婚のりくたぽんさんとしてはその助言を尊重して、「収納力重視、しっかり食器棚タイプ」にしたそうです。
ところが実際に使っていくうちに、キッチン家電の置き場所に困ったとか。キッチンカウンターに置いてみたり、ラックを使ってリビングに置いてみたり。そんなさなかに、2人目のお子さんがつかまり立ちをして、電子レンジから熱々のカップをひっくり返して大騒ぎ。これは不便どころか危険!
深い引き出しにはレシピ本も収納。「食器棚」という先入観をはずせば使い方は色々。
そのキッチン家電には、アタッチメントなどの付属品がありますが、しまう場所には案外と悩みます。フードプロセッサーの部品や、電子レンジ用のフタなど、関連用品が家電近くの引き出しにあると使い勝手がいいです。
りくたぽんさんの引き出しには、その他に片手鍋やボウル、ザルなど調理用品もしまってあります。I列型キッチンではフロアキャビネットの収納量が限られているので、こうして調理道具もしまえると便利です。
「食器棚」と称していても、実際には調理台の一部として作業性を優先して考えてみると、キッチンがグンと片づけやすくなります。食器は安全に出し入れしやすく収納しましょう。
様々なタイプに応用できるキッチン収納の処方箋は効き目がありますよ。