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梅雨明けのカビ・悪臭一掃大作戦!(2ページ目)

実は梅雨明け→真夏こそ、カビも悪臭の原因となるバクテリアもより活発に繁殖繁茂するハイシーズン! ここで決めたい住まい快適化の大ヒント、是非生かしてください。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド


4.洗濯→夏の太陽に干したい「ラグ(じゅうたん)」

昨今のカーペット離れ+フローリング贔屓な床嗜好においても、床に敷く布(ラグ!)の人気は落ちません。むしろ見た目や素材感やサイズなどなど、年々選択肢の幅は広がる一方で、インテリア好きにはたまらないものがあります。とはいえ、毎日愛好するが故にこのラグもまた汚れやすく、それ故に臭いが付きやすい部分ではあるのです。

また汚れ・臭いのみならずダニのつきやすいのもこのラグの欠点。しかしこれらの悩みを一気に払拭できる方法があります。洗濯です。これに真夏の天日による乾燥(日光消毒)が可能であれば爽やかさ満点といって過言ではありません。

でも残念ながら家庭での洗濯不可な製品であれば、この時季こそクリーニングに出しましょう。またマンションでは難しいかもしれませんが一戸建てなど庭に干せる場合には、裏返して天日干ししてホコリを叩くだけでも、カビ胞子が落ち、ダニは乾燥して死にます。

5.洗濯するならまさに今、「毛布など寝具全般」

自分の臭いはいいニオイ?

自分の臭いはいいニオイ?

「使っている本人には検知されない住まいの異臭」ナンバーワンは寝具由来のもの、といって過言ではありません。古くはライナスの毛布に見られるように、使用者にとっては心地よいニオイやヨゴレでも、他人にとっては臭くて見苦しいものなのです。

ニオイの多くはカバー類の交換(洗濯)で軽減しますが、しみついた汗などによるものは寝具本体から洗濯してしまったほうが早いでしょう。毛布などは最近、普通にウォッシャブルのものが市販されていますし、洗濯機でも毛布洗濯モードが搭載されています。良い時代です。

真夏は洗濯物の乾きも早いですし、洗えるものは洗ってしまいましょう(洗えないものはラグ同様、専門業者に委ねます)。洗えないベッドマット、マットレス類などは陰干しして湿気を飛ばすだけでも臭い難くなりますよ。

ベッド周りや寝具類は、ニオイのみならずカビの温床になりやすい部分でもありますので、意識して洗濯ないし干す、ということを実行していただければと思います。


ところで、今回提唱した住まいのファブリック類の洗濯においては、ふだん良く使われている粉状の石けんや、粉状の合成洗剤ではなく比較的少量でも洗浄力があり、すすぎやすい「高級アルコール系の液体洗剤」を使ってみることをオススメします。

こんな単語は初めて耳にする、という方は、この機会に洗剤を買うとき、ちょっと意識して探してみて下さい(ちなみにガイド藤原は、がんこ本舗の洗濯用洗剤『海へ…』を愛用しています。ご参考まで)。

それというのは、洗濯物としてはやはり「大物」になるぶん「いっぱい洗剤を使わなきゃ」という気持ちになりやすく、そうするとどうしても洗い残しや洗剤の溶け残りが起こりやすく、その結果、洗剤自体が後の悪臭の原因になりやすいからです。洗剤が悪臭の原因になってしまうというのは、やっぱり本末転倒ですので避けたいですよね。

ちなみに、高級アルコールというのは、アルキル鎖の炭素数の大きさをあらわしています。洗剤の品質の高級・低級ではありません。念のため。
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