タワーマンション/タワーマンション・高層マンション選び

実録!DINKSのためのタワーマンション評価2

前回に引き続き、DINKSにも人気の高い「タワーマンション」の住み心地を、実際に住んでみての調査をガイド大久保がレポートします。今回は、共有部分の居住性を見ていきましょう!

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

前回「実録!DINKSのためのタワーマンション評価1」に引き続き、ガイド大久保の超高層マンションの入居体験記です。今回は、共用部分の居住性についてレポートします。

2、共用部分の居住性について
――丈夫で長持ちする構造か

超高層マンションに住む不安は火災・地震などの災害です。当マンションを含む多くの超高層マンションは性能表示制度導入後に建てられたものが多く、超高層という性格上、免震・制震工法などを用いた耐震性、強度の高いコンクリートなどを採用した耐久性、スケルトンインフィル工法などによる維持管理のしやすい構造を備えています。大規模修繕には、それでなくても膨大なコストがかかることが予想されますので、可能な限りメンテナンスしやすい構造でないと入居者の負担が多くなってしまいます。
44階の住リビングから
建物として見ると、タワーマンションは耐震性能が高いと言われています。また、火災などの防災機能も低層マンションに比べ、とても重視されたものになっています。

また、建て替えは理論上可能であったとしても、現実には合意形成をはじめ、建物を壊して建てるための時間とコストなどの面から不可能に近いので、できるだけ長持ちする構造が望まれます。そうした点から、一般的には、いちおう丈夫で長持ちする建物になっているといえるでしょう。

ただし、実際には災害が起こってみないと分かりません。このリスクが気になってしまう方には、超高層マンションは向かないでしょう。


次のページでは、共用施設や生活サービスの充実度を検証してみましょう。
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