大地の原点に触れる、陸の仕事
厳しい自然環境が相手。必要なのは相応の覚悟と簡単には諦めないガッツ。 |
新規に目指す人は、最低1~2ヵ月ぐらいの就業体験をお薦めします。実際の作業や職場の環境を直に体感して、その時点で決意が揺るがなかったらこの職場の候補生といったところでしょうか。
*ボラバイト/無報酬で参加する社会活動と、一定期間を働くことで収入を得るアルバイトの中間にある新しいワークスタイルです。 若者の間で密かなブームになり、全国に拡がりつつあります。
詳細はこちらで>>田舎暮らしの予備校・ボラバイト
いずれの仕事も始めるに当たっての資金の準備が不可欠であり、また天候などの自然環境に左右されるため安定した収入を得るのが難しく、軌道にのるまである程度の貯えがなくては生活がなりたちません。
自己資金を用意できない若い人向けには、クリアする手段として支援制度があります。農業を例にとれば「新規就農支援制度」。
新たに農業を始めようとする若者に対し、実践的な研修による技術の習得、その他就農の準備、経営を開始する際の施設の整備などに必要な資金を貸し付けて、就農を支援する制度です。一定の資格要件があり借金ではありますが、無利子です。検討の価値はありますね。
詳細はこちらで>>全国新規就農相談センター/新規就農支援制度
酪農など畜産業はやっぱり北海道や東北、有機栽培などの産直・宅配業は輸送のインフラが整った都市に近い農村部が有利でしょう。牧場運営にも、まず技術の習得と資金計画が重要。実習の受入先は新規就農相談センターや各地の農業会議所などで紹介しています。北海道では道内の離農した牧場を一定期間貸与し売却する「農場リース事業」などの実施事例もあります。
詳細はこちらで>>全国新規就農相談センター/農業をやってみませんか!応援します
詳細はこちらで>>北海道農業開発公社/公社営農場リース事業
大海原がフィールドの海の仕事
海の上では船が仕事場兼生活の場。まずは船上の暮らしに慣れることが重要。 |
ダイビングの特技を活かしたい人。まずダイビングショップやスポーツクラブ、海浜リゾート施設のスタッフとして働く。ここでの経験と知識を蓄積して、自分のショップやスクールを開設するやり方があります。プロのインストラクターになるには、各潜水団体が実施している養成コースで所定のスキルを取得。またスポーツ関連の専門学校で養成コースを設けているところもあります。
詳細はこちらで>>全国漁業就業者確保育成センター
詳細はこちらで>>全国ダイビングショップ&スクール検索
四季の自然を五感で感じながら働ける田舎の仕事。しかし、デメリットがあることもしっかり把握しておくことも必要です。ほとんどの場合、都市部と較べ収入はダウンする。田舎の職場は小規模なため人間関係が濃密になり、ビジネスライクな付合いはあまり歓迎されない等々。
これらをどうとらえるかは、自分自身の考え方、やり方次第ではないでしょうか。まず、自分は田舎でどんな暮しをしたいのかを明確にする。そして、なぜその仕事をしたいのかをじっくりと考慮して決断をすることが重要です。
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次回の決断は、「子供の教育を考える」です。