田舎暮らし/田舎暮らし・スローライフ情報

オトナの楽問/LPレコード(2ページ目)

快適な定年後の暮らしへソフトランディングするためには事前の準備が肝心。好奇心をチクチク刺激する「オトナの楽問/LPレコード」にチャレンジしよう。

堀江 康敬

執筆者:堀江 康敬

田舎暮らしガイド


田舎はどこでもジャズ喫茶

壁面にイコン(聖画)のごとくディスプレイされた稀少・名盤のジャケット・コレクション、完璧にチューニングされたオーディオ、そして珈琲一杯で過ごせる至福の時間。

こうしたジャズ喫茶の洗礼を受けた世代は、どうしても我が家に音楽のための空間が欲しくなるのは当然です。自分が聞きたい時に聞きたいレコードを取り出して音楽三昧。しかも田舎暮らしでは、わざわざオーディオルームを作らなくても、大音量で楽しむことができます。

わが家のジャズ喫茶はテラス。晴れた日は長~いコードで繋いだスピーカーを運び出します。両側と後ろは家の壁があり、正面は海。室内に設置したターンテーブルに針を落とすと、素早くテラスに出てあぐらをかいて1曲目を待つ……。空調は海風だし、隣近所のための防音仕様も関係ないし、珈琲以外にも缶ビールも楽しめるし、嫁さんに「枝豆頼む!」とお願いできるし。だから、オーディオルームのための設備投資はゼロ。

オーディオセットは知人に貰った年代物。ベストの音色を聞くためには、4~5時間のウォームアップが必要という頑固者です。手持ちのLPレコードは、ノイズ、針飛び、ジャケット破損有りの数十枚。しかし田舎のジャズ喫茶は空気は美味いし、何時間ねばっても文句は言われませんから。

まず、今の気分で選んだLPレコードを数枚セレクト。ジャケットから音盤を取り出し、盤面のホコリをビロード状のクリーナーで落とす。プレーヤーに載せ、そぉ~っと針を落とす。ライナーノーツ(楽曲の解説書?)を片手に、音楽に浸る。サウンドは風に乗って青空に広がり、見渡す限りの音楽空間に……

田舎のジャズ喫茶は、リラックス&スゥインギング。どこかに眠っているLPレコードを探し出して、田舎暮らしの準備を始めませんか?

関連サイト
◆どこでもジャズ喫茶の図解はココで>>[田舎暮らし]All About
◆ジャズを愛するリスナーはココで>>[ジャズ]All About
◆懐かしいジャズ喫茶を思い出したい人はココで>>jazz 喫茶のマッチ
◆全国のジャズライブハウスを訪ねたい人はココで>>ジャズ総合情報@jazz
◆ジャズの初心者はココで>>世界一わかりやすいジャズ入門

*掲載写真は全てイメージです。
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