田舎はどこでもジャズ喫茶
壁面にイコン(聖画)のごとくディスプレイされた稀少・名盤のジャケット・コレクション、完璧にチューニングされたオーディオ、そして珈琲一杯で過ごせる至福の時間。こうしたジャズ喫茶の洗礼を受けた世代は、どうしても我が家に音楽のための空間が欲しくなるのは当然です。自分が聞きたい時に聞きたいレコードを取り出して音楽三昧。しかも田舎暮らしでは、わざわざオーディオルームを作らなくても、大音量で楽しむことができます。
わが家のジャズ喫茶はテラス。晴れた日は長~いコードで繋いだスピーカーを運び出します。両側と後ろは家の壁があり、正面は海。室内に設置したターンテーブルに針を落とすと、素早くテラスに出てあぐらをかいて1曲目を待つ……。空調は海風だし、隣近所のための防音仕様も関係ないし、珈琲以外にも缶ビールも楽しめるし、嫁さんに「枝豆頼む!」とお願いできるし。だから、オーディオルームのための設備投資はゼロ。
オーディオセットは知人に貰った年代物。ベストの音色を聞くためには、4~5時間のウォームアップが必要という頑固者です。手持ちのLPレコードは、ノイズ、針飛び、ジャケット破損有りの数十枚。しかし田舎のジャズ喫茶は空気は美味いし、何時間ねばっても文句は言われませんから。
まず、今の気分で選んだLPレコードを数枚セレクト。ジャケットから音盤を取り出し、盤面のホコリをビロード状のクリーナーで落とす。プレーヤーに載せ、そぉ~っと針を落とす。ライナーノーツ(楽曲の解説書?)を片手に、音楽に浸る。サウンドは風に乗って青空に広がり、見渡す限りの音楽空間に……
田舎のジャズ喫茶は、リラックス&スゥインギング。どこかに眠っているLPレコードを探し出して、田舎暮らしの準備を始めませんか?
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*掲載写真は全てイメージです。