実験の準備
実験といっても、現実の床そのものを自在に傾けることはできません。また、大掛かりな実験装置を用意することも(個人的には)できないので、私の自宅にあったものと近所のお店で調達できたものを使い、簡単な工作をしてみました。
2枚の板を蝶番で固定
この蝶番から1mの位置に、1mmの厚さの紙を挟み込めば1/1000、2mmの厚さの紙を挟み込めば2/1000というように、傾きを擬似的に再現できるわけです。

挟み込む紙は手近にあったコピー用紙を使用し、紙の厚みをなるべく正確に測るため、マイクロメーターを使って10mmの厚さになる枚数を数えました。といっても完全にぴったりとなるわけではなく、114枚で9.985mmとなりました。1枚あたりの厚さは約0.0876mmです。
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そのため若干の誤差は出てしまうのですが、実験にはそれぞれ次の枚数を使用しました。

さらに、比較のために表面にアクリル板を置いた場合の実験もしてみました。なお、金属板の場合も実験しようとしたのですが、誤って板を反らせてしまいこちらは失敗に終わっています。
転がしてみたモノは?
せっかく実験するのにビー玉だけではつまらないので、身近にあった「丸いモノ」も転がしてみることにしました。□ ビー玉
おもちゃ屋さんなどで売っているごく普通のものですが、私が子供の頃のビー玉よりも軽く感じるのは気のせいでしょうか?
□ パチンコ玉
近所のパチンコ店で実験の間だけ借りて、あとで返しました。
□ 鉄球
直径24mmで、結構ずっしりと重いものです。
□ ピンポン玉
100円ショップにあったものです。
□ スーパーボール
いつ買ったものか不明。最近のお祭りでもよくみかけますが……。
□ ゴルフボール
ディンプルのせいで転がりにくいと予想したら意外にも!
□ 軟式野球ボール/テニスボール
想像した以上に……?
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