インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

快適に暮らす術 モノを見直して部屋をリセット!(2ページ目)

散らかった部屋は、気分が滅入るばかりか暮らしにくいことこの上なし。収納の3原則を押さえて、すっきり快適な部屋にリセットしませんか。今回は「捨てる」についてです。

執筆者:鈴木 理恵子

部屋にあるモノを見直す

収納の悩みトップの洋服。賞味期限やスペースを決めて処分する 収納面積の目安は延床面積の15%程度あれば良いといわれています。しかし放っておけば、モノは増える一方。限りある収納スペースに収めるためには、モノを処分することも必要です。一度身の回りを見直して、必要なモノと不要なモノに分類してみましょう。この時に、ご自身なりのモノを分類する基準を設けると良いでしょう。

モノに賞味期限を付けよう

「この洋服はいつか着るだろう」「この引き出物の食器はいつか使うだろう」といって、使う予定の無いモノをいつまでもしまっておくことが、モノが溜まっていく原因です。「いつかか使う」から「いつまでに使わないなら処分する」という賞味期限を付けましょう。例えば、洋服の場合なら1,2年、雑誌なら半年~1年と賞味期限を決め、その期限を越えても、使わない、読み返さないのであれば処分してはいかがでしょう。引き出物の食器なども、手持ちのものと重なったり、趣味に合わないものを頂いて、そのまましまっておいていませんか。頂き物をすぐに処分するのは気がひけるのであれば、半年や1年待ってみてはいかがでしょう。やはり使わないようだったら、処分方法を考えてもよいのではないでしょうか。

スペースで見切ろう

ついつい色々なモノを買ってしまい、モノがあふれて困っている方もいらっしゃるでしょう。その場合には、衣服や靴、本などを収納するスペースに範囲を設けてしまう方法もお薦めです。例えば、文庫本は本棚一段分、スーツはハンガーの1メートル分などのようにです。そのスペースが一杯になった時がモノの処分時。スペースに空きが出るまではモノを購入しないようにしましょう。

インテリアスタイルと照合してみよう

企業名の入ったメモやショップのカレンダー、ご自身のインテリアスタイルに合っていますか? ノベルティでもらった時計やメモ帳、頂き物の花瓶や写真立てなど、ご自身のインテリアスタイルとは合わないのに、なんとなくもったいないから取って置いてはいませんか?部屋に置くモノは、自分の目指すインテリアスタイルに合うかどうか考えることも必要です。ご自身のインテリアスタイルに合うか、本当に必要かどうか、モノを見る目を養うことも大切です。美しい部屋を目指すのであれば、妥協はしないようにしましょう。

思い出はコンパクトに

思い出がありとっておきたいユニフォームや制服はこのようなミニチュアにしておくのも収納のコツです。(株)SMILE) 思い出には、賞味期限は付けられません。品物に込められた楽しかった思い出、嬉しかった思い出は何物にも変えることは出来ないからです。でも残念なことにスペースには限りがあります。良い思い出はいつまでも取って置きたいものですから、スペースに収まりきらない思い出はコンパクトに形を変えてみてはいかがでしょう。子供の図画や工作の作品は写真に残す、ランドセルや制服・ユニフォームといった大きなものは、サイズを小さくして保存するなどといった方法があります。

捨てない工夫

不要になった品物はゴミにしてしまう前に、リサイクルや寄付を検討してみてはいかがでしょう。あなたが不要になったモノでも、誰かが必要としていることが有ります。また、本や雑誌は図書館で借りてみて必要性を判断する、使用頻度の少ないものはレンタル用品を検討するなど、不要となるものを買わない努力も必要ですね。



いかがでしたか。実際に身の回りを見回してみると不要のモノがたくさんありませんか。モノを見直してすっきり快適な部屋作りを始められるとよいですね。次回は「必要なモノをどこにしまうのか決める」を考えます。

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