ここ数年、メディアや雑誌でインテリアの特集が組まれることが多くなってきました。リフォーム番組では使い勝手が悪く散らかった部屋が、劇的に美しい部屋に生まれ変わり、雑誌やWebでは、読者のセンスのよい部屋が数多く紹介されています。

「いいなぁ」と思う反面、いざ自分の部屋の事となると、「どうしたらいいかわからない」「どこから手をつけたらいいのか分らない」「インテリアコーディネートってむずかしそう」と思っている方も多いのでは?

実はインテリアコーディネートには、絶対外せない大事な法則があるのです。

素敵な部屋にはインテリアスタイルがある

素敵だなと思う部屋を見てみると、一定のルールがあるのに気づきませんか。

へーベル久喜展示場
写真A
写真提供:旭化成ホームズ
インテリアコーディネート:
鈴木理恵子
例えば写真Aからは「明るくシンプル。明るく楽しく家族で集まる感じ。気取らずにのんびり過ごせそう」という印象を受けませんか?

居間食堂からキッチンまでつながった大きな空間は、家族がどこにいてもつながりを感じられ、ソファなどの家具類や照明器具といったインテリアアイテムは、すっきりとシンプルなデザインで、気を使わずに使えるものを選んでいます。

明るい黄色とブルーの色使いが動きのある軽やかな印象になっていて、飾られている絵の色合いも部屋の雰囲気に合っていますね。

へーベル蕨展示場
写真B
写真提供:旭化成ホームズ
インテリアコーディネート:
鈴木理恵子
写真Bはどうでしょう。Aと同じようにLDKに一体感をもたらす空間ですが、「どちらかというとスタイリッシュ。洋服や普段の生活でもこだわりのあるお洒落な感じな人が住んでいそう」というような雰囲気ですね。

これは、家具や小物のデザインにシャープなラインと金属による緊張感のあるものを使っているためでしょう。色彩計画も、インテリア小物のビビットな赤やサボテンの濃い緑が空間のピリッとしたスパイスになって、スタイリッシュな印象ですね。

写真Aも写真Bもそこに住んでいる人の暮らしぶりが思い浮かんでくるようです。これが、「インテリアスタイル」なのです。インテリアスタイルとは、「そこに住む人のライフスタイルの表れ」と考えるといいですよ。

これらの部屋は、レイアウトをはじめ、インテリアアイテムの1つ1つから色彩計画に至るまで、そこに住む人に合ったインテリアスタイルによって整えられているのです。

実は「ロココ様式」とか「バロック様式」といった歴史上のインテリアスタイルも、その当時、権力を持っていた人たちのライフスタイルがインテリアに反映されたものなんですよ。では、次ページでライフスタイルとインテリアスタイルの関わりについて考えてみます!
ライフスタイルに合った部屋作りを>>