この春、新しい生活のためにお部屋選びをはじめている方も多いことでしょう。ゆったりとした広い部屋に住めればいいのですが、日本の住宅事情ではなかなかそういうわけにもいきません。「なんか狭いなぁ」と感じられたら、レイアウトやインテリアアイテム選びで工夫してみてはいかがでしょう。今回は家具を中心に広~く見えるコツをお伝えします。
壁に色をなじませて広く!
ごちゃごちゃと沢山の物が置かれている空間はうっとおしく狭く感じませんか。広さ感というのは目で見て感じるものですから、目に付くものがたくさんあると、あちこちと視線が移ってしまい狭く感じる原因になります。広く見せるポイントは、さっと視線が通る空間作りにあるのです。
部屋の中に色が氾濫すると、視線があちこちと移る原因になります。まずは、インテリアアイテムで使う色を数色に絞りましょう。特に、気をつけたいのが木目のある家具。様々な色の木目があると、まとまりがつかないばかりかちぐはぐな印象になります。できるだけ同じような色で揃えるようにす心がけましょう。一番広がりが感じられるテクニックは、家具の色を壁になじませてしまうこと。壁と同じような色の家具を置くと、壁と家具が同化して、視線が途切れることがないため広く感じます。
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| 同じ広さのスペースですが、白っぽい家具を使った左の写真の方が、壁や床と家具が同化してなんとなく広く見えますね。(写真:トステム/インテリア建材 ウッディーライン) |
家具の高さを抑えて広く!
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| 家具上の壁を見せることで広がりを感じます。さらに水平ラインを意識したデザインは横へ広がり感を強調。この家具の高さは784mm。
(写真:コスガ
/ソレヴァンテ) |
視線が通るように、背の低い家具を選ぶのもポイントです。自分の目線よりも高い家具に囲まれていると圧迫感を感じますので、なるべく低めの家具を選ぶようにしましょう。目安として、リビングボードなどの収納家具は、椅子に座った生活が中心であれば高さは90cm程度まで、床に座った生活が中心になれば高さ50cm程度までに抑えるとよいでしょう。収納量確保のために背の高い家具を選ぶのであれば、壁になじむような色にしたり、思い切りスリムなデザインで高さを強調してもいいでしょう。
忘れがちなのが、リビングチェアやダイニングチェアの背の高さ。特にハイバックチェアと呼ばれるダイニングチェアは、視線を遮り空間を狭く感じさせることもあります。広さ感が気になる場合には、なるべく背の低いものを選ぶとよいでしょう。
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| ダイニングチェアの背の高さに注目。左 ダイニングチェアの背の高さは760mmで、ほぼテーブルのカウンターと同じ高さ。背のデザインも視線が通るタイプなので、広がり感も大!右 モダンなハイバックチェアの背の高さは920mm。ハイバックチェアはフォーマルな雰囲気になる反面、視線を遮るため空間が狭く感じます。どうしても使う場合には、背が桟になっているものを選んで。(写真:コスガ 左/コペン 右/ミラノ) |
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