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自分のためのリクライニングチェアを選ぶ

ゆったりとした自分だけの時間を持ちたい人にお勧めなのが自分のためだけの椅子です。中でも背もたれの角度が変えられるリクライニングチェアはくつろぎ度抜群です。

執筆者:鈴木 理恵子

くつろぎをサポートするリクライニングチェア

くつろぎの時間を過ごすための一人掛けの椅子(パーソナルチェア)が定着しつつあります。その中でも、リクライニング機能がついている椅子(リクライニングチェア)は、背もたれの角度を変えられるので、自分好みの姿勢でくつろぐことができます。頭部もサポートできるようハイバック形状になっていて、長時間テレビを見たり、音楽を聴いたりするのに向いています。
リクライニングチェア

上質なデザイン、素材を使った美しいリクライニングチェア。頭までサポートできるように背が高めになっている。くつろいだ状態で使えるサイドテーブルがあると便利。 (画像:フランスベッド ケベKE-24)


体型に合わせて選ぶ

長時間座る椅子ですので、体とのフィット感が大切です。座面の高さと奥行きを意識しながらチェックするといいですね。座った姿勢とリクライニングさせた姿勢の両方を確認します。

座った状態でご自身の背中と椅子の背の間に隙間ができると疲れますから心地よくフィットするものを選ぶとよいでしょう。さらにリクライニングさせたときに、背中が浮かないかも確認しましょう。最近のリクライニングチェアは、リクライニング中も背中が椅子の背にフィットするよう工夫したものが増えています。

小柄な方は低めで座面の奥行きが浅いものを選んだり、薄めのクッションでフィット感の調整をすると良いでしょう。

リクライニング操作で選ぶ

ゆったりとしたくつろぎ気分を損なわないために、リクライニング操作方法はスムーズにできるタイプを選びたいですね。

体重をかけて椅子をリクライニングさせるタイプや椅子脇のレバーで操作するタイプ、さらには電動で操作できるものがあります。リクライニング角度も無段階で倒せるタイプや角度設定のあるものがあります。レバー操作のものは座った状態でレバーに楽に手が届くかチェックしましょう。

最近のリクライニングチェアは、体重を掛けるだけで背が傾き、無段階でリクライニングするタイプが主流です。体重を掛けるタイプの場合、使う人の体重によっては、背中で強く押さないとリクライニングできない、ちょっと押しただけでもリクライニングしてしまうこともあるので、スムースに操作できるかご自身で確認してみてください。

リクライニングチェア

リクライニングと同時に頭部の角度も変わりスムーズ。(画像:カリモク家具RU71)

例えば、カリモク家具のザ・ファーストシリーズは、「シンクロ・スライド・リクライニング」と呼ぶ方式で、体重をかけていくだけで、ヘッドレスト、背面、座面が連動し、無段階にリクライニングします。起き上がるときも、身体の動きに合わせてヘッドレスト、背面、座面が連動して上がります。さらに、リクライニング時には、背が座面の下方に潜り込むようにスライドするので、シートと身体の間にズレが生じず、身体にフィットしたままスムーズにリクライニングし、余計なストレスを感じずゆったりとしたくつろぎの姿勢をとることができます。

脚を置く場所を確保する

リクライニングさせて背が後ろに倒れると自然に足が上がってきますから、足を支えるものが欲しくなります。大抵のリクライニングチェアには、足置き(オットマン)や、内蔵型のフットレストが用意されています。

リクライニングチェア

カリモク家具:ザ・ファーストシリーズのオットマン。緩やかな角度で脚を支える(カリモク家具:RU02)

リクライニングチェア用のオットマンには、水平タイプと斜めタイプがありますので使い勝手を考えて選ぶと良いでしょう。水平タイプは、足置きだけではなく、来客時の補助椅子としても活躍します。また、リクライニングチェアを水平近くまで倒したときにも足が楽です。斜めタイプは、ふくらはぎを程良くサポートするので、リクライニングした姿勢でオットマンに脚を載せてくつろぎ感を試してみるといいですよ。
リクライニングチェア

フットレスト内蔵タイプ。レバー操作でフットレストが出てくるので、椅子の前にはスペースが必要。(画像:フランスベッド ケベKE-23)


フットレストが内蔵されているタイプもあります。これは、レバーを操作するとフットレストが出てくる仕組みなので省スペースです。しかし、ともするとテーブルなどのためにフットレストが出せないこともありますから、レイアウトではフットレストスペースの確保を忘れずに。

家族団らんにも使える
リクライニングチェア

リクライニングチェア

至福の時が約束されそうなホームシアター前にレイアウトしたリクライニングチェア。カップルで並んでみるのも◎エコーネス社のストレスレス(R)メトロ(M)(画像:エコーネス社)

リクライニングチェアは、ホームシアターの正面にレイアウトすることが多いのですが、、最近は、ソファセットの一人掛け用椅子として、リクライニングチェアをI型ソファにプラスする場合が増えているそうです。リクライニングチェアで回転機能がついているものを選べば、家族でおしゃべるするときにはソファの方へ、テレビを見るときにはテレビ画面の方へ視線方向が変えることができ、いろいろなシーンへの対応が可能です。
リクライニングチェア

ソファとリクライニングチェアを組み合わせれば家族団欒に。同じデザインでまとまり感のあるリビングに。ストレスレス(R)レノ/ストレスレス(R)エルドラド(画像:エコーネス社)


リクライニングチェアの人気が高まっているせいか、いろいろなスタイルのチェアを見かけるようになりました。とはいえ、まだソファのようにデザインが豊富にあるわけではありません。木部の色や椅子の貼り地が変えられるものはイメージも合わせやすいでしょう。使い勝手も考慮しながら、お部屋のイメージに合ったものを選んでいきましょう。

【関連サイト】
エコーネス
カリモク家具 ザ・ファースト
フランスベッド
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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