収納家具・棚・タンス・シェルフ/収納家具・棚・タンス・シェルフの選び方

美しく使いやすい収納を 造り付け家具編(2ページ目)

頭を悩ます収納家具選び。どんな収納家具があるのか、その特徴を知っておくと迷いも少なくなるのでは。今回は収納量たっぷりの造り付け収納家具についてです。

執筆者:鈴木 理恵子

オートクチュールな造り付け収納家具

造り付け家具は、洋服でいえば「オートクチュール」。住まい手の要望に合わせて、大きさや機能、デザインを自由に作ることができます。但し、すべてがアナタのためにだけに作られるのですから、価格も他の収納家具に比べると、往々にして高くなる場合が多いです。

ですから、こだわりの要望を十分に整理して、どんなものを作りたいのかをよく検討するとよいでしょう。では、どんなときに造り付け収納家具を検討するに値するのか、例を挙げてみましょう。

どんなスペースだって自由自在

マンションや一戸建てのモデルルームを見に行くと、壁面全体に収納家具が作ってあるのを見かけますね。収納量たっぷりでカッコよくっていいなぁと思うことありませんか?造り付け収納家具のメリットの一つは、スペースに合わせて収納が作れること。天井の梁や壁の柱型などがあっても大丈夫ですし、もっと複雑な形状のスペース、例えば階段下といった凸凹とした所でも、ぴったりと作ることができます。設置スペースに合わせるだけでなく、収納したいアイテムに寸法を合わせることも出来ますから、無駄のない収納が可能です。

建物と密着させるので、地震のときにも転倒がなく、耐震ラッチ(地震の際に扉が開くのを防ぐ金具)との併用すれば、安全な家具でもあるんですよ。

収納家具の選び方
左:壁にぴったりと埋め込まれたキッチン用の食器棚。空間と一体化されてすっきりと見えますね。(画像:ニシザキ工芸)右:階段手すり部分の壁の形に合わせて作った本棚。無駄なくたっぷりと収納が取れる。(画像:A社展示場 インテリアコーディネート 鈴木 理恵子)


次ページでも造り付け収納家具のいろいろな使い方をご紹介します。>>どんな設備も隠してすっきり!
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