色の感じ方を忘れずに
インテリアで色を使うときに注意したいのが、色の感じ方や見え方です。見た目の美しさだけでなく、部屋で過ごすときに心地よく感じるようにコーディネートしていきましょう。色は人に心理的な影響※を与えます。例えば温度感。オレンジや赤は暖かく感じ、青は冷たく感じるなどはその代表的な例。また、真っ赤など鮮やかな色は刺激が強くなります。寝室に、好きだからといって鮮やかな赤を使うとゆっくりと休む妨げになるかもしれません。刺激の少ない色を選ぶか、使うとしても少量にするか直接目に入らないように使う場所を考慮しましょう。
>※色の心理的な影響についてはこちらで
寝室に赤は○or×?色には不思議な力がある
色の見え方を活用して
薄く明るい色をベースにしたファブリックも柄ありならば、ちょっとぐらいの汚れなら、柄に紛れて目立ちにくくなる(画像:川島織物セルコン) |
※柄に紛れて汚れが目立たなくなるのは同化現象のため。詳しくはこちらで。
インテリア色選びで失敗しないためのルール
壁面と同化する色合いのカーテンを使って広々と。(画像:川島織物セルコン) |
※1 明るい色は膨張色。大きく広がってみえます。詳しくはこちらで。
寝室に赤は○or×?色には不思議な力がある
※2 広く見せるには視線がポイント。色を使った広く見せるコツはこちらで。
こうすれば広く見える!家具セレクトのコツ
これらの色を「どこ」に「どれ位の分量」で「どんな風」に使うのかは、次回【快適で美しい部屋のための色彩計画(2)】でお伝えする予定です。お楽しみに。
《画像協力》
川島織物セルコン
インテリアのカラーコーディネートは、ガイドも難しいと思います。インテリアアイテムは沢山あるし、壁紙やカーテンは、小さなサンプルでみるのと実際に使うのとではイメージが違うし…。ただむやみにインテリアショップにいっても迷うばかりです。そのときに必要となってくるのが、色の基礎知識と「どんな色をどこにどれくらいの分量でどんな風に使うか」。このポイントをきっちり押さえてコーディネートすると、きっと上手くいくと思いますよ。悩んでいる方はお試しを。
【関連サイト】
カラーコーディネート→色のイメージや色の特性など詳しく知りたい方はこちらへ。