インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

快適で美しい部屋のための色彩計画(1)(3ページ目)

快適で美しいインテリアには色は大切なキーポイント。絶対に成功するインテリアのカラーコーディネート術をお伝えします。

執筆者:鈴木 理恵子

部屋の目的や制約も要チェック

部屋は生活する場所です。イメージだけでなく、部屋のさまざまな条件についても考えて計画するとより過ごしやすくなります。全体のイメージを考えると共ににその部屋の目的やすでに決まっている部屋の条件についても整理してみましょう。

  • 寝室や食堂、書斎等どんな目的で使うか。
  • 部屋の条件(広さや北向き、南向きといった方角、窓の大きさなど)をチェックする。
  • すでに決まっているインテリアアイテム(内装材やドア、キッチンや物入れの扉など)の色をチェックする。
  • 手持ちの家具やカーテン、絵画等をどう使うのか。目立たせたいのか隠したいのか考える。
  • 照明の光源や太陽光の入り方をチェックする。
等をしてみましょう。

部屋を美しく見せる色彩計画
北側にある寝室は、寒々しくならないように。穏やかで温かみのある寝室例。(インテリアコーディネート:鈴木理恵子)
部屋の目的や条件を整理していくと、色でどんな工夫したいのかがわかってきます。

北向きの部屋で寒いのであれば、寒々しく感じる色を避けたり、狭い部屋であれば広く見えるように色で工夫することも考えられますね。

部屋を美しく見せる色彩計画
明るく優しげな雰囲気にするために、既存のソファや椅子にカバーリングした例。(インテリアコーディネート:鈴木理恵子)
すでに決まっているアイテムに関しては、その色を考慮しながらコーディネートをするのか、あるいはラグやカバーリングをして隠すようにするのかなどを検討しましょう。

また、照明の光源や太陽光の入り方も要注意です。色は、光の違いによって見え方も変わってきます。蛍光灯の白い光の下で見るのと白熱灯の赤い光の下で見るのでは、同じ色も違った色に見えてきます。また、西日は赤みが増して見えますので、薄いオレンジ色のブラインドのつもりが、夕方になると濃いオレンジ色に見えて暑苦しいということも起こりますよ。

それから、色選びのときには、色の特徴もよく理解して上手に使いこなしましょう。
色の感じ方を忘れずに>>
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