インテリアコーディネート/部屋別コーディネート術

収納上手になる 引き出し活用術

引き出しを上手に使いこなすことが収納上手への第一歩。いつでも片付いているSさんのお宅から真似したい引き出し活用術をお届けします。

執筆者:鈴木 理恵子

いつ何時伺ってもきれいに片付いている家ってありますよね。そんな家は決まって収納上手。「ブーツでも困らない!玄関に 椅子を」で、ご紹介したSさんの家もその一つ。Sさん曰く「引き出し収納があるとかたづきますよ」今回は、見習いたい引き出しの使い方をご紹介しましょう。
【関連ガイド記事】
ブーツでも困らない!玄関に椅子を

発想の転換で使いやすく

木製ブラインド
玄関の正面には靴収納としてのキャビネット。上には小物やアートを飾ってアイポイントに。
玄関の正面にあるキャビネット。上には小物が上手に飾られてぱっと眼を惹きつけるアイポイントとなっていますね。このキャビネットは本来リビングボードとして作られたものを、靴専用の収納として使っています。とはいえ、家族4人分の靴にはこの収納だけでは不十分なので、使用頻度によって分散させて収納しているそうです。

木製ブラインド
引き出しにブーツという柔軟な発想!
「たとえば、ブーツはリビングのクローゼットの引き出しにしまっているんですよ。」とSさん。「えっ、引き出しにブーツですか?」とガイドもびっくり。

ファッションの定番ともいえるブーツは、そのまま立てて置くと型崩れもしやすく高さもまちまちで収納しずらいのが難点ですよね。「こうやって横にすると型崩れしないし、箱を使うよりもスペースを取らないんです。」 確かに、こうやって引き出しに横にして収納すればしまうのも取り出すのも簡単ですね。

木製ブラインド
引き出しにはスリッパ。スリッパといえばスリッパ立てという思い込みを変えてみてはいかが。
「それからスリッパも引き出しです。」Sさんは、浅めの引き出しにスリッパを収納しています。引き出しの深さとスリッパの巾が同じ程度なので、納まりよくしまわれていますね。

「この高さにあると、取り出しやすくって便利なんですよ」とSさん。床置きのスリッパ立てだと腰をかがめて出し入れしないといけませんが、この引き出しならば腰くらいの高さ。お客様がきたときでもさっと出せるので使いやすそうです。キャビネットの引き出しというと小物のためと思いがちですが、こんな風に使ってみるのも面白いですね。

Sさん宅の引き出しの活用術はまだまだ続きます。
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