しかも、途中階というか階段の半ばあたりに小さな空間があり、そこからは 地下の居室が一望できるようになっています。物置かひょっとすると一坪書斎か、いずれにしても隠れ家的で使い方のおもしろい空間です。
そしてこのらせん階段を包み込む白いシリンダーがなかなかGOOD!
1階の出っ張りも妙に艶めかしく、ダウンライトの中でどこかのギャラリーか小洒落たカフェを思わせますし、階段内部もそんなムーディな感覚を憶えさせてくれます。自分の家の中にこんな空間があるなんて、ちょっと楽しい。
デザイナーズマンションというと、コンクリートの打ちっ放しにらせん階段と
いうのが定番のようになっていますが、こうした創意と遊び心にあふれた
デザインを発見すると、ああやっぱり建築家の技だなあと思ってしまいますね。
ちなみにここは、タカギプランニングオフィスの賃貸住宅で、102号103号室は¥170,000(共益費込み)とのことでした。
■「タカギプランニングオフィス」
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■「木下道郎/ワークショップ」
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