建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

西原の緑道沿いにコーポラティブハウス

渋谷区西原の緑道沿いにゼロワンオフィスが建てた7つ目のコーポラティブハウス「N's Bau」が完成しました。ゼロワンが若手建築家チームの「team2DK」と共同で設計したはじめてのプロジェクトです。

執筆者:坂本 徹也

パティオから対話が生まれる「N's Bau」

北側の桜並木に向かって大きく開いた「N's Bau」

渋谷区西原の緑道沿いにゼロワンオフィスが建てた7つ目のコーポラティブハウス「N's Bau」が完成しました。甲州街道から30メートルも入らない場所なのですが、クルマの音もせずきわめて静か。窓からは緑道の桜並木が見える絶好の環境です。
緑道は建物の北側にあるので、同じ並びの住居はみんな開口部を閉ざしがちですが、「N's Bau」だけはまったく逆。桜並木に対して大きく開口部を取っています。せっかくの並木道、窓から見えないではつまりませんよね。

まるでどこかのファッションビルのよう…

ゼロワンオフィスのコーポラティブハウスは、いずれも共用部を建物の中心に大きく取り、住まい手たちがコミュニケーションできる場をつくっていますが、「N's Bau」はシンボルツリーを地下に植えて、地下と1階にパティオをつくるという形を取っています。
このため住まい手どうしはどうしても視線が交錯し、しじゅう顔を合わせることになりますが、それは住まい手が共通するライフスタイルを選択するコーポラティブならではのよさということでしょう。とにかく、ここのパティオは素晴らしいの一言。都心にはこうしたお洒落なファッションビルがよくありますが、まるでそこに立っているような気分です。

桜並木を見下ろす至福の開放リビング

最初に見たA住戸は、階段を上って2階から居住空間が始まる3層構造。1階は玄関だけで、2階には主寝室、子ども部屋、バスルームなどの生活機能が集められています。

男3人の子ども部屋から階段のある吹き抜けを見る

ブルーの壁の向こうは収納、左手にバスルームがある

注目なのは子ども部屋が完全な開放空間になっていること。何も間仕切りがありません。もちろん低めの収納家具などであいまいな間仕切りがつくられるわけですが、男の子3人ということから「いっそ気持ちよく開放してしまおう」という意図があったようです(もちろん主寝室にはドアが付いています)。

ガラス張りのバスルーム
男子用の便器も付いているトイレ

同じ意味で、パティオに面してあるバスルームもガラス張りでとても開放的な雰囲気。きっと、みんなでワイワイ言いながらバスタイムを楽しまれることでしょう。あと、紅殻色のトイレには男子専用の便器も付いており、なかなか実用的になっていました。
続いて3階に上がると、こちらは桜並木に面した、アッと息を呑むような大開口部を持つLDKです。階段寄りにダイニング+キッチンを持ってきて、そこから緑道に向けて視界240度の大空間が広がっています。

緑道を独り占めする視界240度の大リビング

ダイニングはこれだけ、あとはみんなの遊び場かな?

ベランダがなくガラスの外はいきなり緑道ですから、その開放感は最高! また左手にはウッドデッキのテラスがあり、そこを開ければさらに広いオープンスペースを楽しむことができます。今は桜並木もみんな紅葉の時期ですが、春にはきっとえもいわれぬ絶景が見られることでしょうね。羨ましいー!

引き戸を開ければここまでがリビングになるデッキテラス

-->>続いてB住戸を紹介します!

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