壷の中で眠る
上左/壷の断面のクローズアップ。曲げ加工を施した集成材の柱に、厚さ1.5cmの杉板を貼付けている。上右/入口は高さ1m90cm、幅75cm。中/吹抜けからの見上げ。写真:鈴木アトリエ 下/内部は床暖房で暖められる。 |
玄関を入ってまず目に飛び込んでくるのは、巨大な木の壷です。室内を圧するほどの大きさに、誰もが「これはいったい何なのか?」と一瞬たじろいでしまうでしょう。左に目を転じると何やら入口らしきものが。階段を降りてそこから一歩足を踏み入れるや、まるで別世界。職人の手で1枚ずつ丁寧に貼付けられた杉板の壷の中は、寝室として最適な空間です。
◆建築家プロフィールと建築データ