木に包まれた和室
上/壁は全て収納で、窪んだ部分は飾り棚になる。下/障子を開けると吹抜けが現れる。 |
4階には木に囲まれた約5畳の和室。壁と天井はチーク材仕上げ、床も同じチーク材のフローリングです。まるで料亭の個室のようです。ユニークなのは掘り炬燵になったテーブル。よく見ると床と同じ材で出来ています。折れ曲がった足の下の木片をはずすと、そのまま沈んで床面になるという仕掛けです。ここには部屋を多目的に使う工夫が生きています。
◆建築家プロフィールと建築データ
ビルの密集する都心の一画に完成したコンクリートの住宅。砦のような外観とは対照的に、内部には暮らしやすさのための温かな仕掛けがあふれていました。
上/壁は全て収納で、窪んだ部分は飾り棚になる。下/障子を開けると吹抜けが現れる。 |